ペット保険の基礎知識

ペット保険ってどうやって選べばいい?選ぶポイントを紹介!

ペット保険に入りたい!でも保険に加入するための必要な情報って何があるの??どう選べばいいのだろう??ペット保険に加入するうえで、確認しておくべきこと、注意点、そして保険の選び方についてまとめてみました!

ペット保険に入る前の準備ってなにがある??

ペット保険を選ぶ前に必ず確認しておくべきことはいくつかあります。特にペットの種類や年齢次第で、保険料の上がり下がりや保険に加入できるかどうか変わってきます。いざ保険会社と契約する際、十分な検討を行うために、確認事項を抑えておきましょう。

ペットの年齢と健康状態

ペット保険を選ぶ前に、確認しなければならないことはペットの年齢とその健康状態です。ペット保険の多くは新規加入ができる年齢の上限を8歳~12歳と定めています。この年齢を超えると保険の選択肢は少なくなります。そのため、ペットの年齢によっては保険を契約できない場合もあります。対してペット保険に加入した後は年齢上限がなく、終身継続できることも多いです。ただし、契約の更新にも年齢上限を定めているペット保険もあるので注意しましょう。拾ったり譲り受けたりなどで、ペットの年齢が正確に分からない時は、動物病院で推定年齢を調べてもらうこともできます。ペット保険の申し込みを行う際、推定年齢でも生年月日は「年・月・日」まで必要です。動物病院で出される推定年齢は年齢までです。月日が不明の場合の対応は保険会社によりますが、ペットを迎え入れた日、もしくはペットを迎え入れた月の1日を記入するという対応を取ります。

つぎにペットの健康状態です。今現在病気にかかっていないかどうかはもちろん、過去どんな病気やケガにあったのかも重要となります。ペットが今現在体調を崩している、持病があるなど健康状態に問題があると、保険に加入することができない場合もあります。またペット保険に加入するために、ペットの健康状態を偽り、保険会社への告知を怠ると告知義務違反として保険金が支払われないこともあります。保険会社への告知は正確に行うよう、意識しましょう。

ペットの種類とかかりやすい病気やケガとの関係??

ペットの種類によって保険料は変動することがあります。特に犬の場合、保険料は犬種やそのサイズから大きな影響を受けています。なぜなら犬は種類やサイズによってかかりやすい病気やケガが大きく変わってくるからです。一方、猫は猫種で大きく保険料が変わりません。こちらは一般的な犬種のかかりやすい病気になります。

犬種かかりやすい病気、ケガ
ゴールデンレトリーバー外耳炎、股関節形成不全
柴犬皮膚病、外耳炎
ミニチュアダックスフンド椎間板ヘルニア、皮膚病、外耳炎
チワワ水頭症、膝蓋骨脱臼

犬に共通してかかりやすい病気は外耳炎と皮膚病です。犬は耳の周りに汚れや菌が貯まりやすく、そこから炎症を起こしてしまいます。ペットの様子がおかしいと思ったら、すぐ動物病院で診てもらいましょう。

ペット保険を選ぶ際のポイント

ペット保険の加入前に用意しておくべき情報は前述しました。一方で、実際に保険を選ぶ際考慮すべきことは何なのでしょうか。どのようなことを意識して選べばよいのか次から解説していきます。

補償プランの確認

ペット保険の補償プランは、通院・入院・手術をフルカバーするタイプか、通院のみ、もしくは入院・手術特化のプランがあります。ペットによってかかりやすい病気やケガは違います。そのため必要な医療サービスも変わってきます。補償プランを選ぶ際には、そのプランがペットのかかりやすい病気やケガのカバーをしているかどうか、これらを重視する必要があります。また、治療行為のなかでも健康体に対して行った治療は補償対象外となることがあります。例えば、ワクチン接種のような予防、避妊、去勢手術といった医療行為は補償対象外となるので、留意しておきましょう。

補償割合を選ぶ・支払限度額の確認

補償割合をどの程度にするのか

補償割合とは、ペットの病気やケガの治療のためにかかった費用のうち、その何割を保険金としてもらえるかというものになります。補償割合次第でペット保険の保険料は変わってきます。一般的に補償割合が高いほど多くの保険料が必要になります。そのため必要以上に補償割合の高い契約を結んだ場合、高い保険料に家計が圧迫される恐れがあります。また一方で、補償割合を低くしすぎて、必要な時に保険金が必要分受け取れなかったというような事も考えられます。ペットの健康と自分の財布と相談して、無理のない範囲で補償割合を決めましょう。

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支払限度額って??

ペット保険は年間いくらまでかなど、一定期間のなかで保険金を支払う限度額が決められています。また一回の診察でいくらまで補償されるのかを決められている場合がほとんどです。そのため、保険金を受け取れる上限はいくらなのか、一回の診察でいくらまで補償されるのかを確認しておきましょう。

免責金額

免責金額とは、ペットに医療費が発生した時、飼い主が最低限支払わないといけない金額のことです。免責金額が設けられている保険プランの場合、少額の医療費に対して保険金が支払われません。そのため、通院のような高い頻度で少額の医療費の支払いを行うような場合、保険金が支払われず、自己負担額が大きくなります。そもそも免責金額が設けられている意図は、少額の医療費に対する保険金の支払いを防ぐことで、支払いコストを抑え、結果的に保険料を安くすることです。このため、免責金額が設定されているペット保険は保険料が安く、補償内容も充実している傾向にあります。

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保険金の請求方法の確認

ペット保険の保険金請求方法には後日請求と窓口清算の二種類があります。後日請求の場合、診察後の支払いは自費で払い、後日保険会社に保険金を請求します。窓口清算の場合、保険金が支払われる分を除いた治療費を払えばよいので、余計な手間をとる必要がありません。

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待機期間について

待機期間とは、ペット保険の契約が開始した日から一定期間の間に病気やケガをしても、保険会社から保険金が飼い主に支払われないという制度です。この待機期間中、もしペットが病気やケガにかかった場合、待機期間終了後に診察を受けたとしても保険対象外になります。待機期間を保険会社が設けている理由は、ペット保険が加入後の病気やケガを補償しているからです。そのため、加入前にかかっていた病気の潜伏期間を考慮して待機期間は設けられています。またペット保険の中には待機期間がないものもあるので、保険料と相談して待機時間がないものを選ぶのも良いでしょう。ただし、待機期間がなくても申し込んでから実際に補償が開始されるまではある程度の日数が空くことが多いので、申し込んだらすぐに補償を受けられるわけではないということは覚えておきましょう。

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ペット保険の付帯サービスってなにがある??

ペット保険にも様々な特約やサービスをつけることが可能です。ペットの健康状態や自分のお財布事情にあった特約やサービスを検討してみましょう。

特約やサービス名内容
賠償責任特約ペットが他人や物に損害を与えるなどにより、飼い主に法律上の賠償責任が発生した時、所定の保険金が支払われる。
火葬費用特約ペットが死亡した際、火葬や埋葬を行った時に所定の保険金が支払われる。
健康診断サービスペットの健康診断サービスを受けることができる。
獣医師サポート電話などで獣医師のサポートを受けることができる。
多頭割引複数のペットが保険に加入する場合、契約数に応じて一匹当たりの保険料が割引になる。
手にかみつく犬
ペット保険に賠償責任特約は必要?

ペット保険ではメインとなるペットの治療費の補償に加えて、補償内容をより充実させるために特約を追加することができる場合があります。保険会社によって提供している特約 ...

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ペットのライフステージの変化にも注意!

ペットは人間同様、年を取るごとにかかりやすい病気やケガなど、ペットの健康状態にも変化が起こります。そのため、ペットの年齢によって必要な医療サービスや補償サービスも変わってくるので、保険加入時だけでなく、加入後のペットの年齢の変化まで考慮しましょう。一般的に、ペットの年齢が7~8歳くらいからシニア期と言われる年齢になってきます。6歳ごろまでは健康診断は少なくとも年1回ほどで十分ですが、シニア期のペットはできれば半年に1回程度健康診断が受けられるように意識しましょう。

まとめ

ペット保険を初めて選ぶとき、なかなか考慮すべきポイントは分からないかもしれません。ペットの年齢や健康状態、また種類による違いなどから、必要な医療サービスを考えて、そこから入るべき保険のプランを考えましょう。また補償内容や補償割合を充実させるほど、保険料も高くなります。ペットの健康も重要ですが、自分の財布事情としっかり相談しましょう。

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