犬との暮らし

愛犬が夏バテに!?対策と対処法は??

2020年8月4日

気温が上がり、夏本番になってきました。そうなったら気を付けないといけないのが夏バテ。人だけではなく、愛犬にとっても健康上の注意が必要です。愛犬の夏バテの症状や、予防、もし夏バテになってしまった時の対処法にはどんなものがあるのでしょうか。

犬も夏バテになるの??

そもそも犬は夏バテになるのでしょうか?犬は汗腺が肉球や鼻などの一部しかなく、汗での体温調節ができません。また厚い被毛で覆われているため、体内に熱がこもりやすいです。それらのために、体温調節が苦手なのにも関わらず、体温が上昇しやすいため、夏バテになりやすい傾向があります。そこで犬は体温調節を行うために、パンティングと呼ばれる行為をします。これは浅く早く口を開けて、舌を出してハァハァと呼吸する動作のことです。散歩のあとや、激しい運動の後によく見られる行為ですが、これが犬にとっての体温調節の機能になります。

日本の夏は犬にとって過ごしにくい季節!

パンティングを行うことで、犬は唾液を蒸発させてその気化熱で体内に蓄積された熱を体外へ放出しています。しかし、日本のような高温多湿の環境では、パンティングによる熱放出の効率が悪く、十分に体温を下げられないことがあります。

注意が必要な犬の特徴は??

犬の中でも特に注意が必要な種類はいます。もし愛犬が以下のリストにのっている場合、健康により注意しましょう。

犬のタイプ 代表的な犬種
老犬や子犬 -
北国原産の被毛の厚い犬種 (ダブルコート) バーニーズ・マウンテンドッグ、柴犬、ゴールデンレトリバー、ハスキーなど
短頭種(鼻の短い犬種) ブルドック、パグ、ズー、ペキニーズなど。
チワワ、マルチーズ、ポメラニアンなどは比較的鼻が短い
肥満 -

老犬や子犬

老犬や子犬は年齢からくる身体の衰えや身体の未成熟のために体温調節機能がより弱く、夏バテになりやすい傾向にあります。また体力も成犬と比較して少ないので、夏バテになった場合に重症化しやすいため注意が必要です。

北国原産の被毛の厚い犬(ダブルコート)

涼しい気候が原産の犬種の多くは、ダブルコートといわれる特徴を持っています。ダブルコートとは、二重構造の被毛を持ち、また夏と冬で毛が生え変わる犬種のことを指します。被毛の二重構造により、シングルコートの犬種よりも毛が密に生えているため、熱がこもりやすいです。そのため、夏バテになりやすい傾向にあります。

短頭種

短頭種は鼻の短さから鼻呼吸がうまくできません。そのため体温が上昇すると、開口呼吸で体温を下げようとしますが、呼吸が苦手なので体温調節を十分に行えず、夏バテになってしまいます。

肥満

肥満によって皮下脂肪がたまると、熱を発散しにくくなり夏バテになりやすくなります。また肥満した犬は、通常の犬よりも呼吸が苦手で、口呼吸で熱を発散することが難しくなります。愛犬が肥満気味だなと感じたときは、食事や運動などに気を使い、なるべく適正体重を保てるように心掛けましょう。

夏バテや熱中症、脱水症状の時どんな症状がある??

夏バテや熱中症、脱水症状に犬がなった時みせる代表的な症状の一覧です。

夏バテ 熱中症 脱水症状
食欲不振 食欲不振 食欲不振
食べるのがいつもより遅い ぐったりとしている だるそうで元気がない
普段より元気がない ふらふらと歩いている パンティングをしない
散歩に行きたがらない よだれが出ている 犬の背中の肌をつまんで離した時、すぐ戻らない
睡眠時間が長い 体温が高い 目や口が乾燥している
下痢や嘔吐など消化器官の症状 呼吸が荒い おしっこの頻度が少ない

夏バテなどにかかると、犬は食欲がなくなります。普段よりご飯を食べる量が減ったら、何かしらの異常を抱えている可能性があります。また症状が進行していくと、嘔吐や下痢、筋肉の痙攣や震えなどの症状もみせるようになります。愛犬に異常を感じたら、重症化する前にすぐ動物病院へ連れていきましょう。

夏バテの防止策は??

夏バテを未然に防ぐためにはどの様な対策があるのでしょうか。

温度・湿度を適切な状態に保つ

犬は汗腺が一部にしかないので、体温調節を行うことが苦手です。そのため、エアコンや除湿機を使って最適な環境の保全に努めましょう。犬にとって最適な気温は、18度~22度と一般的に言われています。また湿度が60%を超えると、犬は熱中症にかかるリスクが増してきます。ハァハァと息していたり、ぐったりとしていたりしたら愛犬にとって部屋が暑すぎるかもしれません。部屋の温度を下げてあげましょう。エアコンで部屋の環境を整えると同時に、直射日光が入らないようにカーテンを閉める、犬が自分で体温調整できるようにクールマットを設置するなども行うとよいでしょう。

なお、エアコンで温度を20度前後に設定すると部屋が冷えすぎてしまう恐れがあります。設定温度だけを気にするのではなく、愛犬の様子を見ながら温度調節に気を配りましょう。

水分補給ができる環境を整える!

愛犬のそばにいる時はいつでも愛犬が新鮮な水を飲めるように心がけましょう。水入れに水がまだ残っていても、高温多湿の環境では菌が繁殖しやすく危険なので、入れ替えて新鮮なものにしましょう。また特に夏場は食欲が落ちやすいので、水から栄養補給ができるようにしてあげると愛犬の健康を保てるでしょう。例えばヤギミルクを与えたり、薄めたスポーツドリンクを与えたりすることは効果的です。水で2~3倍に薄めたヤギミルク、水で3~5倍に薄めたスポーツドリンクであれば水分に加えて栄養も補給できます。注意点としては、牛乳やヤギミルクは愛犬がお腹を下すこともあるので、様子を見ながら与えるようにしましょう。また、スポーツドリンクは栄養過多になる恐れがあるので、他に方法がない場合に試してみましょう。

食事の工夫

夏場は愛犬の食欲が落ちやすく、普段よりも栄養摂取が十分ではないかもしれません。そこで愛犬の食欲を促せるような工夫をしてみるとよいでしょう。

食事を食べやすくする、栄養バランスに気を配る

犬は匂い・味・食感で美味しさを判断しています。夏場の特に食欲が落ちている時は、食事の出し方を工夫してみてもよいでしょう。

  • ドッグフードを温める、お湯でふやかしてから与える

    このひと手間を加えることで食事に匂いが立ちます。

  • トッピングを加える

    お肉など、愛犬が好むものをトッピングすることで食欲を促します。トッピングしか食べない場合は、ドッグフードとトッピングをしっかり混ぜ合わせましょう。

  • ドライフードは細かく砕いてから出す

    細かく砕くことで、口当たりをよくすることができます。

水分補給も出来るように心がける

愛犬の夏バテや脱水症状を防ぐために、ウェットフードや夏野菜のキュウリなどを与えても良いでしょう。ただ注意点として、食べ慣れていない食事を出されると受け付けないことがあるので、愛犬が食べなれた食事と一緒に出すとよいでしょう。

トマトも愛犬の健康に良い食材!でも注意点も…

夏バテ予防にトマトもまた必要な栄養素を持っているため、愛犬に与えてもよいでしょう。トマトは水分が多く夏バテ防止にもなります。またトマトに含まれるリコピンは人間同様、がんや膵臓などの疾患やダイエットにも適しています。しかしトマトにはトマチンと呼ばれる毒素が含まれており、これを摂取しすぎると嘔吐や下痢といった症状の原因になります。トマチンは青いトマトや、トマトの花、葉、茎に多く含まれているので、愛犬にトマトを与える際は注意しましょう。トマトを愛犬に与える場合、生の状態ではなく加熱した状態で与えるとリコピンの吸収がよくなると言われています。

散歩時間や場所の工夫

夏の散歩を他の季節と同様に行うと、愛犬にとって辛いかもしれません。日差しが強く、気温が高いような時間での散歩は極力避けましょう。散歩コースもなるべく日の当たらないコースを選ぶと、愛犬にとって快適な散歩になるでしょう。

夏バテになってしまったときは??

水分補給と栄養補給が一番大切!

もし愛犬が夏バテになってしまった時、飼い主はどうすればよいのでしょうか。真っ先に改善すべきポイントは水分補給と栄養補給です。夏バテになった犬は食欲が落ち、消化器官も弱っています。十分な栄養、水分が取れず、下痢などの症状が続くと脱水症状を引き起こしたり、おしっこがうまくできなくなると尿石症のような病気を患ったりする可能性もあります。そのため十分な栄養と水分を取らせることを心がけましょう。

冷やしてあげることも大切

また夏バテで愛犬の具合が悪いときは直接体を冷やしてあげましょう。体温調節ができず、体内の熱で苦しんでいる場合があります。保冷剤をタオルに包んで、首、脇、後ろ脚の付け根などに当てて愛犬の体を冷やしてあげましょう。

早めに動物病院へ

夏バテの症状が解消されないのであれば早めに動物病院へ連れていくことが大切です。老犬や子犬は体力が少なく、重症化しやすいので特に早めに通院しましょう。成犬でも体調不良が続く時は、夏バテの重症化や別の病気にかかっている恐れもあります。愛犬の健康のためにいち早く動物病院で診てもらい、適切な処置を受けさせましょう。

まとめ

夏の暑さが本格化してくると、体温調整が苦手な犬は夏バテや熱中症、脱水症状にかかる危険があります。これらには特徴的な症状があるので、もし愛犬の様子がおかしいと思ったら注意深く観察しましょう。また食事や空調管理に気をつけて愛犬の夏バテを防止しましょう。夏バテになってしまった場合は、栄養補給や水分補給を心掛けながら、いち早く動物病院へ連れていきましょう。

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