ペット保険の基礎知識

ペット保険の補償割合とは?50%と70%のどっちがいい?

2020年7月1日

ペット保険を選ぶときのポイントとして「補償割合」があります。ペット保険では50%や70%の補償割合が多いですが、どちらを選んだ方がいいのでしょうか?補償割合によって保険料や実際に治療を受けた時の自己負担額が変わってくるため、加入前によく検討しておきましょう。

補償割合とは

補償割合とは、保険の対象となる治療費のうちの何%が保険金として支払われるかを示すものです。補償割合が大きいほど支払われる保険金が増え、自己負担額が少なくなります。
たとえば治療費が1万円で補償割合が70%の場合、保険対象の治療費のうちの70%(7,000円)が保険金として支払われ、残りの30%(3,000円)は自己負担となります。
補償割合が50%になると、治療費の50%である5,000円が保険金として受け取れますが残りの5,000円は自腹で支払わなければなりません。

補償割合保険金自己負担額保険料
50%5,000円5,000円
70%7,000円3,000円
100%10,000円0円

保険会社や商品によって補償割合は異なりますが、50%か70%を選べることが多いです。中には90%や100%補償されるプランもあり、補償割合100%の場合は自己負担額が0円になるため一見お得にみえますが、補償割合が高くなる分保険料も高額になっています。

補償割合は50%と70%のどっちがいい?

多くのペット保険では、補償割合が50%か70%に設定されています。どちらを選んだ方がよいかは人によりますが、実際の保険料と家計のバランスをみて検討していきましょう。

補償割合50%が向いている人

  • 保険料をできるだけ安くしたい人
  • ペット保険の他に貯蓄でも備えている人

補償割合50%のプランは保険料を安く抑えることができます。ペットの年齢が若いうちは、70%のプランと比べても月々の保険料が数百円しか変わらないことが多いですが、年齢を重ねるにつれて保険料の差は広がっていきます。10歳など高齢になると補償割合によって月々の保険料の差が数千円になることも少なくありません。保険料を節約し、ペットが高齢になっても保険に加入し続けて病気やケガに備えたい方に向いているでしょう。
なお、ペット保険は1年ごとに契約を更新しますが、慢性疾患になった時などは更新できないケースもあります。加入前に約款や更新時の審査の有無を確認し、ケガや病気を理由に更新を断らないペット保険を選ぶと安心です。
一方で、補償割合が低い分、自己負担額の割合が多くなることには注意が必要です。もともと貯蓄がありその分から治療費を支払えるのであれば問題ありませんが、そうでなければペット保険で節約した分を貯金にまわして備えておくなどの工夫が必要になります。

補償割合70%が向いている人

  • 手術など高額な治療費に備えたい人
  • 貯蓄が少ない人

ペットの治療費に使える貯蓄が少なくても手厚い補償が必要な方は補償割合70%のプランが向いています。ペットの治療で手術や入院が必要になった場合、数十万円もの治療費がかかることがあります。もし一回の手術で20万円の費用が掛かった場合、補償割合50%のプランでは半分の10万円を自腹で支払う必要がありますが、補償割合70%のプランは3割の6万円で済みます。ペットに最先端の治療を受けてほしいと思っていても、貯蓄が少ないと治療の選択肢が狭まってしまうかもしれません。貯金が少なく一度に高額な治療費がかかるのが心配な場合は、補償が手厚い70%のプランを選ぶとよいでしょう。
なお、同じ70%のプランでも保険会社によっては手術1回あたりの支払限度額や年間の回数制限が決まっている場合がありますので、ペット保険を比較して検討することをおすすめします。

ペット保険を選ぶ時の注意点

手厚い補償が必要な方は補償割合を高く、保険料を安く抑えたい方は補償割合が低いペット保険を選ぶことが大切ですが、補償割合以外にも注意したい点を解説します。思ったとおりの保険金を受け取れず、こんなはずではなかった…と後悔しないためにもしっかりチェックしておきましょう。

補償限度額

多くのペット保険では通院や入院1日あたりに支払われる保険金や手術1回あたりに支払われる保険金、年間の合計の保険金に限度額が設定されています。限度額が小さいペット保険だと補償割合が高くても全額支払われず、自己負担額が大きくなってしまうこともあるのです。

例として、1回の手術代として50万円かかったとします。
補償割合が50%で、1回あたりの限度額の制限はない場合は保険金として25万円が支払われます。一方で補償割合が70%、手術1回で10万円まで補償される場合に受け取れる保険金は10万円となります。このように補償割合が大きければ常に大きな保険金が支払われるわけではありませんので注意しましょう。

補償割合限度額保険金自己負担額
50%50万円/年
(1回あたりの制限なし)
25万円25万円
70%手術:10万円/回10万円40万円

また、ペット保険では通院・入院・手術に支払われる年間最大補償額や支払回数が決まっていることがあります。年間の補償金額の上限額や回数制限まで使い切ってしまうとそれ以降の保険金は支払われません。また、中には限度額に達すると次回の更新ができなくなるペット保険もありますので、加入前に確認しておくことが大切です。

免責金額

ペット保険には免責金額が設定されている場合があります。免責金額とは自己負担する金額のことです。
例えば免責金額が5,000円の場合、治療費が5,000円以下の場合は保険金が支払われません。治療費が15,000円のように免責金額の5,000円を超えていた場合は、(15,000円-5,000円)×補償割合のように計算されます。なお、保険会社によって計算方法が異なる場合がありますので、加入したい会社がどのような方法なのかもチェックしておきましょう。

免責金額があるプランは保険料が安いという特徴がありますが、軽いケガや病気で治療費が免責金額以下の場合は保険金を受け取れず全額自己負担となってしまいます。そのため、高額な手術費用や入院費用に備えたいという方に向いているといえるでしょう。自分にとって最適なプランを選べるように補償内容をよく確認しておきたいですね。

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よくある質問

ペット保険の補償割合は変更できる?

ペット保険の更新時に補償割合を変更できる会社もあります。補償割合を70%から50%などに下げることはできても、50%から70%のように補償割合を上げることは対応していない会社が多いようです。また、補償割合を変更する際には審査を必要としているペット保険もあります。
補償割合の変更に対応していないペット保険でどうしても変えたい場合などは、一度解約して新たにペット保険に入り直す必要があります。年齢が上がったり治療中の病気があったりすると加入しづらくなってしまうため、加入前によく検討して補償割合を決めておくことが大切です。

補償割合100%のペット保険はある?

一部の保険会社では補償割合が100%のペット保険も扱っています。治療費の自己負担を最小限にできるため、高額な治療費に備えることが可能です。ただし、年間最大補償額や回数制限が設定されていることもあるため、いくらでも保険を使えるという訳ではありません。また、50%や70%のプランと比べて保険料も高額になっていますので、家計の負担にならないよう払い続けていけるかどうか確認しておきましょう。

まとめ

補償割合とは保険の対象となる治療にかかった費用についてどれだけの割合の保険金を受け取れるかを示したものです。50%と70%のどちらかを選ぶようなペット保険が多いですが、90%や100%など70%よりも大きな補償割合を用意しているペット保険もあります。なお、限度額や免責金額の設定により受け取れる金額が単純に補償割合で計算した金額よりも小さくなることがあります。ペット保険を選ぶ際には保険料や補償割合だけでなく限度額や免責金額についても確認するようにしましょう。

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