ペット保険の基礎知識

ペット保険の免責金額とは?ある場合とない場合のメリット・デメリット

2017年7月12日

ペット保険には「免責金額」というものの設定がある場合があります。何やら難しい感じがする言葉ですが、理解していないと「思ったよりも受け取れる保険金が少なかった」ということにもなりかねません。免責金額とはどのようなものなのか、免責金額がある場合とない場合のメリット・デメリットについて説明します。

免責金額とは

免責金額とは、簡単に言えば保険金を請求するときに契約者が自己負担しなければならない金額です。保険会社が保険金を支払う責任を免れる金額というわけです。具体的な例で説明します。

補償割合70%、免責金額5,000円という内容で契約しているとします。この場合、まず、治療費が免責金額の5,000円以下の場合は補償を受けることができません。次に、治療費が免責金額を超える15,000円であったとします。この場合で支払われる保険金は、

(15,000円(治療費)-5,000円(免責金額))×70%(補償割合)=7,000円

となります。

保険会社によっては治療費が免責金額を超えている場合は差し引かずにそのまま補償割合をかけて支払う保険金の額を計算するところもあります。先ほどの例では15,000円は免責金額の5,000円を超えているので、支払われる保険金は、

15,000円(治療費)×70%(補償割合)=10,500円

となります。

また、治療費に補償割合をかけた後に免責金額を差し引く会社もあります。

(15,000円(治療費)×70%(補償割合))-5,000円(免責金額)=5,500円

という具合です。

同じ免責金額という言葉を使っていても支払われる保険金の計算式が異なっている場合もありますので、契約前にどのように計算するのかしっかりと確認するようにしましょう。

どうして免責金額があるの?

保険をかけているのに自己負担しなければいけない金額が出てくるのは保険会社がずるをしているように思うかもしれませんが、そういうわけではありません。免責金額があるのは、少額な保険金の請求を抑えることで保険の運営にかかるコストを削減するためです。その結果として保険料を安くすることが可能です。

コストの削減は2つの要因からなっています。1つ目は保険会社が支払わなければならない保険金が減少することです。これはわかりやすいと思います。もう1点は事務処理にかかるコストの低減です。免責金額により一定額以下の保険金の請求がなくなればその分保険金請求件数も減るので、それにかかる事務処理のコストも減ります。

免責金額のメリット・デメリット

免責金額があるペット保険はないペット保険よりも悪いということはありません。免責金額があることとないことによるそれぞれのメリット・デメリットがあります。

免責金額がある場合のメリット・デメリット

免責金額がある場合のメリットは保険料が安くなることです。また、補償内容を手厚くすることが可能です。高額な治療費が必要な病気やケガをした場合にはこのメリットがより感じられるでしょう。

一方で、免責金額があることのデメリットはペット保険を気軽に利用することができないことです。免責金額以下の治療費では補償を受けられず、免責金額を超えても治療費が低額な場合は受け取れる保険金がかなり少なくなるのでちょっとした治療で気軽にペット保険を使うということがしづらくなります。

免責金額がない場合のメリット・デメリット

免責金額がない場合のメリットは治療費が少額でも気軽にペット保険を使うことができることです。動物病院に行くのは治療費があまり高額にならない通院がメインという場合にはメリットを感じやすいでしょう。

逆に免責金額がないことによるデメリットは保険料が免責金額があるものと比べて高くなってしまうことや高額治療に対する補償が薄くなってしまいがちなところです。

まとめ

ペット保険には免責金額の設定があるものがあり、きちんと理解していないと思っていたよりも保険金が受け取れないということになるかもしれません。免責金額がある場合とない場合とでどちらかが一方的に悪いということはないので、保険料の安さを取るか低額な治療費への補償を取るのかよく考えて選ぶようにしましょう。

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