ペット保険の基礎知識

多頭飼いでもペット保険は必要?多頭割引はお得?

ペットをもう一匹迎えたい時には、先住の犬や猫との相性が気になりますよね。新たに迎える分の飼育グッズやペットフード等も用意する必要があります。多頭飼いになるとその分費用がかかりますが、ペット保険は必要なのでしょうか?

ペット保険とは

もし愛犬や愛猫がケガや病気になった時、動物病院での医療費は全額自己負担となります。ペット保険では医療費が補償され、負担を軽くすることができます。大きな手術をしたり治療が長引いたりした場合は医療費が高額になってしまうケースもあります。そのような場合でも費用を気にせずに治療に取り組むことができるので、ペットと暮らす上では大切なもののひとつとなっています。

多頭飼いでも必要?

1匹だけ飼育している時と比べ、多頭飼いになるとケガや病気のリスクが増えるためペット保険の必要性は高いといえるでしょう。特に先住犬・先住猫と同じ年齢の犬・猫を迎え入れる場合は、同じタイミングでシニア期に入るため病気や介護で医療費がかさむ可能性があります。

もともといた先住犬・先住猫と新しく迎えた犬・猫の相性によっては、噛みついてケガをしてしまった等のトラブルが起こる可能性があります。また、ストレスによって食欲が落ちる、下痢や嘔吐をすることもあるかもしれません。
また、1匹でも感染症や寄生虫にかかると、同居のペットにもうつる可能性があるので注意しましょう。2匹、3匹とペットの数が増える分だけリスクや費用も増えていくため、費用の負担が不安な場合はペット保険で備えることを検討したいですね。

多頭割引とは?

ペット保険は1契約につき1匹が対象となり、複数匹を契約する場合はそれぞれの分を申し込む必要があります。同じ保険会社で複数匹を契約すると保険料が割安になる「多頭割引」もあるので、上手に活用することで保険料を抑えられるでしょう。
なお、多頭割引は保険会社によって内容が異なります。2頭目以降は一定の金額が割引になったり、ペットの契約数に応じて2%~8%程度割引になったりするなど様々です。1頭目は割引の対象外になる場合や、1頭目・2頭目も含めて保険料が割引になる場合もあります。
また、契約プランや、契約者名・住所等が同一であることを条件にしている会社もありますので、ペット保険への加入を検討するのなら様々な商品を比べてみましょう。

ペット保険選びのポイント

多頭飼いでペット保険を選ぶ場合には、保険料以外にも補償内容や保険金の請求方法も忘れずにチェックしておきましょう。確認しておきたいポイントを紹介します。

補償内容

同じ犬や猫でも、品種によってかかりやすい病気や注意するケガが異なります。例えば、チワワやトイ・プードルなどの小型犬がなりやすい膝蓋骨脱臼(パテラ)や、ミニチュア・ダックスフンドがなりやすい椎間板ヘルニアなどがありますが、補償対象になるかは保険会社によって違ってくるのです。
また、先天性の病気や予防接種で防げる病気は補償対象外となることがほとんどです。せっかくペット保険に入っても補償を受けられないのでは困ってしまいますよね。こんなはずじゃなかった…と後悔しないように、かかりやすい病気やケガが補償内容に含まれているかを確認しておきましょう。

補償の重複に注意

ペット保険によっては「ペット賠償責任特約」が付けられることがあります。飼っているペットが他人や他のペットにケガをさせたり、物を壊してしまったりした時に補償を受けられる特約です。この特約を付ける場合は、1匹に付加すれば飼育しているすべてのペットが起因する事故が対象となります。2匹目は特約を付ける必要はありませんので、補償の重複に注意しましょう。
なお、自動車保険や火災保険に付いている「個人賠償責任特約」や「日常賠償責任特約」と補償内容が重複することがあります。既にこれらの特約を契約しているならペット賠償責任特約は不要になります。

保険金の請求方法

ペット保険で保険金を請求する方法には「立替請求」と「窓口清算」の2種類があります。立替請求の場合は病院では自費で支払い、後日保険会社に保険金を請求する方法です。保険会社によってはWEBやLINEなどスマートフォンなどで手続きできるようになっています。
窓口清算は保険証を提示して保険金が支払われる分を除いた治療費を支払う方法です。保険会社へ請求する手間がない分楽になりますが、対応していない動物病院もあるので注意しましょう。
多頭飼いで動物病院にかかる機会が増えた場合、保険金の請求も1匹ずつおこなうため手間がかかってしまいます。請求方法にも注意して考えたいですね。

年齢制限

ペット保険に新規加入する時は年齢制限があることが多く、7歳~8歳を超えると加入しづらくなってしまいます。なぜかというと、高齢になると病気になるリスクも増えてしまうからです。中には10歳以上でも入れるペット保険もありますが、若い年齢に比べると保険料が高くなったりシニア期にかかりやすい病気が補償されなかったりすることがあります。年齢が高くなるほど加入できるペット保険が少なくなってしまうため、健康で若いうちに加入を検討しましょう。

多頭割引がないペット保険も比較する

ペット保険に複数匹加入する時に適用される多頭割引ですが、多頭割引を扱っている保険会社は多くありません。補償内容や保険料は保険会社によって異なるため、多頭割引がない保険に加入した方が結果的に保険料が安くなることもあります。色々な保険を比べることで愛犬・愛猫にあったペット保険を見つけましょう。

まとめ

多頭飼いをすると家族も増え、その分楽しい生活になるでしょう。しかし、飼育に必要なお金も増えるため、フード代やトリミング代、予防接種代、医療費などの負担も増えるでしょう。ペット同士の相性によっては体調を崩すことやケガをすることも考えられます。
大きな病気やケガをすると医療費もその分かかってしまいますので、費用負担を軽くするためにペット保険で備えておきましょう。

インズウェブSNS公式アカウント

  • Twitter
  • facebook
  • instagram
  • tiktok
  • LINE
  • youtube
  • pinterest
  • note
  • Twitter
  • facebook
  • instagram
  • tiktok
  • youtube
  • pinterest
  • note
\インズウェブのお得情報を発信!/友だち追加

記事が参考になったらシェアお願いします!

  • この記事を書いた人

インズウェブ

「保険(Insurance)」とインターネット「ウェブ(Web)」の融合から、サイト名『インズウェブ(InsWeb)』が誕生しました。自動車保険の見積もりを中心として2000年からサービスを提供しています。現在の運営会社はSBIホールディングス株式会社となり、公正かつ中立的な立場で自動車保険のみならずペット保険に関する様々なお役立ち情報も提供しています。

-ペット保険の基礎知識
-, ,

Copyright© SBI Holdings Inc. All Rights Reserved

最短3秒 ペット保険を比較する