猫との暮らし

スコティッシュフォールドがかかりやすい病気は?

2020年6月18日

スコティッシュフォールドは折れ曲がった耳が特徴的で丸みを帯びた体つきから日本でも非常に人気のある猫種となっています。スコティッシュフォールドを飼うのであれば、できるだけ健康で長生きしてほしいものですよね。そのためにもスコティッシュフォールドがかかりやすい病気を知っておきたいものです。一体どのような病気にかかりやすいのでしょうか。

スコティッシュフォールドがかかりやすい病気

スコティッシュフォールドがかかりやすい病気を紹介します。ただし、ここで紹介した病気以外にはかからないということではありません。健康管理に努め、体調に異常を感じたら動物病院で診察を受けましょう。

骨軟骨異形成症

骨軟骨異形成症は軟骨が正常に形成されずに関節に痛みが生じ、歩くのをためらったり足首が動かなくなったりします。スコティッシュフォールドの特徴的な折れ曲がった耳は耳の軟骨が突然変異で硬くなったものであり、これが定着するように繁殖を続けてきたので遺伝的に骨軟骨異形成症にかかりやすくなっています。予防はできず、現時点では根本的な治療法もないので、定期的な健康診断で早期発見に努め、痛みがあるようであれば鎮痛剤や消炎剤を使用するなどして長く病気に付き合っていく必要があります。

おやじ座りのような姿勢をとる、通称「スコ座り」は痛む関節にできるだけ体重をかけないようにするためだと言われています。国際的にはスコティッシュフォールドを関節炎から救うために耳の折れ曲がった個体の繁殖を禁止する流れにあり、将来的には耳が立ったスコティッシュフォールドばかりになっていく可能性があります。

肥大型心筋症

心臓の筋肉が内側に向かって厚くなり、うまく拡張できなくなるために体に十分な血液を送ることができなくなる病気です。また、血液の流れに異常をきたすために血栓ができやすくなります。初期には画像検査をしないと気付きにくく、病状が進んで呼吸が荒くなる、後ろ足が動かなくなるなどの症状が現れてから発覚することも多いです。完治させるということはできないので、状態の改善や悪化の防止のための治療が中心となります。無症状で終わることもありますが、突然死の危険もある病気なので、定期的に健康診断をして早期発見・早期治療が大切になります。

尿路結石

尿が体外に排せつされるまでの尿路(腎臓→尿管→膀胱→尿道)に結石ができる病気です。膀胱炎や尿道閉塞の原因ともなるので早めの治療が大切です。尿道が詰まって排せつできなくなると毒素を体外に出せずに命の危険にかかわることにもなります。オスは尿道が狭いので特に注意が必要です。血尿や頻尿、トイレに行ってもほとんど排尿しない、排尿時に痛そうに鳴くというような症状が見られたら、動物病院で診察を受けましょう。スコティッシュフォールドはシュウ酸カルシウム主体の結石ができやすく、これは療法食で溶かすことができないので摘出する必要があります。予防のためには、充分な水分を取ること、食事に気を使うこと、肥満を防ぐこと、トイレをきれいにして排尿を我慢させないことなどが大切です。

多発性嚢胞腎

多発性嚢胞(のうほう)腎は、腎臓に多数の嚢胞(液体をため込んだ球状の袋)ができる遺伝性の病気です。嚢胞は数を増やしつつ大きくなり、正常な組織を圧迫して最終的には腎不全を起こします。初期は無症状で気づきづらく、症状が進んで多飲多尿、食欲低下などの慢性腎不全の症状が出てから気づくことも多いです。根本的な治療法はなく、主に腎不全の症状に対する治療が行われます。

遺伝性の病気のため、予防は困難です。定期的な健康診断で早期発見・早期治療に努めましょう。また、一部の検査センターで遺伝子検査を行うことも可能です。

外耳炎

明確にかかりやすいというわけではありませんが、耳が折れ曲がっているので耳の中の様子が分かりづらく、飼い主が異常に気付きづらいので注意が必要です。耳をかゆがる、頭を振る、耳垢が増えるというような症状がみられたら動物病院で診察してもらいましょう。症状が軽い場合は点耳薬を処方される程度で済みますが、重い場合には洗浄のために何回も通院が必要なことがあります。予防のためにも定期的な検診や正しい方法での耳掃除が大切です。

スコティッシュフォールドは病弱?

スコティッシュフォールドは病弱だと言われることがあります。これは、外見で分かりやすい遺伝性の病気が原因です。しかし、遺伝性の病気が多いのはスコティッシュフォールドだけでなく、すべての純血種に言えることです。また、遺伝性の病気にかかっていても外から見えなければ病気だという印象を持たれません。特徴的な耳とともに骨軟骨異形成症になりやすいことが知られていること、人気の猫種のために露出が多いことが原因でスコティッシュフォールドは病弱だと言われることが多いのでしょう。

ちなみに、スコティッシュフォールドは遺伝的に特定の病気になりやすいですが、平均寿命が他の猫種と比べて短いというデータはありません。愛をもって飼ってあげれば他の猫種と同じように長く生きられるでしょう。

猫の治療費は全額飼い主負担

猫には人間のような公的医療保険はないので、治療費は全額飼い主負担となってしまいます。そのため、長期間の通院が必要になったり入院や手術が必要になったりすると、治療費として数万円、数十万円とかかってしまうこともあります。十分な収入・貯蓄があるので問題なく払えるという場合はよいのですが、そうでないのであればペット保険の加入を検討しましょう。

ペット保険に加入していれば、補償の対象となる診療についてその費用を限度額や一定割合の範囲内で補償する保険です。限度額は通院1日あたりいくら、年間いくらまで、手術1回あたりいくらまでというような形で決められていて、補償割合は50%や70%を選択肢として選べることが多いですが、中には80~100%の補償割合を選択することができるものもあります。例えば、補償割合が70%のペット保険に契約していて、治療費として10,000円かかった場合、保険金を請求することで7,000円受け取れるというような形です(免責金額の設定がある場合はこれより少なくなる場合があります)。

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ペット保険は基本的に加入できる年齢に上限があり、多くは8歳~12歳で設定されています。また、人間の保険と同じように、病気になったらペット保険には加入しづらくなったりその部位の補償を受けられなくなったりしてしまいます。選択肢が多くなる若くて健康なうちにペット保険の検討をすすめましょう。

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スコティッシュフォールドのかかりやすい病気をカバーできるかチェック

ペット保険は保険会社によって補償対象となる病気・ケガの範囲が異なります。保険料だけで飛びつかずに、その保険がスコティッシュフォールドがかかりやすい病気をカバーしているのか確認が必要です。また、ペット保険の多くは通院・入院・手術を対象としていますが、多くの費用がかかる入院・手術のみを対象として保険料を安くしているペット保険もあります。スコティッシュフォールドがかかりやすい病気の中には多くの通院が必要となるものもありますし、猫種にかかわらずなりやすい慢性腎臓病は多くの通院が必要となりますので、入院・手術のみのペット保険を加入する前に通院が多く必要となった時にその費用負担に耐えられるのかよく検討しておきましょう。

まとめ

猫は猫種によってかかりやすい病気が異なります。スコティッシュフォールドの場合は遺伝的に骨軟骨異形成症になりやすく、また、尿路結石や肥大型心筋症などにも注意が必要です。猫には公的医療保険がないので治療費は全額飼い主の負担となってしまいます。何度も通院が必要になったり、入院・手術が必要になったりした場合には数万円、数十万円といった額がかかることもあります。こうした負担に耐えられそうにないのであれば、ペット保険に加入して自己負担額を抑えることを検討しましょう。

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