ペット保険の基礎知識

ペット保険は必要?そもそもどんな保険なの?

2020年6月10日

家族の一員でもある大切なペットですが、ペットも病気やケガで治療が必要な場合もあります。しかしそうした場合、ペットには人間のような公的医療保険がないので3割負担で済むということはなく、思わぬ高額な費用が掛かってしまうこともあります。そうしたペットの医療費の助けとなってくれるのがペット保険です。ペット保険とはどのような保険なのか、入る必要性はあるのか説明します。

ペット保険とは

ペット保険とは、ペットが病気やケガで治療を受けた場合にかかった費用を限度額や一定割合の範囲内で補償する保険です。ペットには人間の公的医療保険のような制度はないため、治療にかかった費用は全額自己負担となってしまいます。治療内容によっては思わぬ高額な費用負担となってしまう可能性もあります。ペット保険に加入していれば、一定の費用については保険から補償を受けることができます。

ペット保険の補償は3タイプ

ペット保険で受けられる補償は会社によって違いがありますが、大きく「定率補償タイプ」「実額補償タイプ」「定額補償タイプ」の3タイプに分けることができます。

定率補償タイプ

定率補償タイプは保険の対象となる治療費の50%や70%など一定の割合の保険金が支払われるタイプです。70%補償であれば自己負担額は3割で済みます。ただし、支払限度額などの定めがあるので注意してください。

実額補償タイプ

実額補償タイプは対象となる治療費の100%を補償するタイプです。いざというときに安心ですが、保険料は高めです。また、補償される限度額も定められています。火災保険などの損害保険に近いイメージです。

定額補償タイプ

定額補償タイプは治療費がいくらかかったかに関係なく一定の金額の補償を受けることができます。こちらも補償額の上限が定められています。人間の医療保険に近いイメージです。

保険金の受け取り方は2タイプ

保険金の受け取り方も後日請求タイプと窓口精算タイプの2タイプに分かれます。

後日請求タイプ

後日請求タイプは一旦病院の窓口で費用を全額支払い、後日保険会社に保険金を請求するタイプです。ペット保険の一般的な保険金請求方法です。請求に必要となるので領収書などはなくさないように気を付ける必要があります。

窓口精算タイプ

窓口精算タイプは、保険会社から「保険証」を受け取り、それを保険会社と提携する病院の窓口で提示することで、会計時には保険による補償分を除いた金額のみ支払うことができるタイプです。人間が病院に行くときに窓口で3割しか支払わないのと同じイメージです。後日請求する手間が省けますが、提携する病院でしか使えません。

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ペット保険は必要?

日本においてはペット保険はまだあまりメジャーな存在とは言えません。このような状況でもペット保険に加入した方が良いのでしょうか。その判断のポイントとなるのは、ペットの治療費で家計が苦しくならないだけの貯蓄があるかというところになるでしょう。ペットの治療費はペットの種類や病気やケガの内容によっても変わりますが、数万円~数十万円もかかることもあります。この治療費はペット保険がなければ全額自己負担となるので、その負担に耐えられないのであればペット保険に加入して備えておいた方が良いでしょう。

また、ペット保険は掛け捨ての保険なので、ペット保険に加入するのではなくその保険料の分を貯蓄しておけばよいのではないかと考える人もいると思います。しかし、「貯金は三角、保険は四角」という言葉が表す通り、十分な金額を貯められないうちに病気やケガをしてしまって治療費に不足してしまう可能性があります。寿命の差から人間の1年とペットの1年を同じように見ることはできません。アイペット損保での保険請求実績では、ペット保険に加入後、1年以内に請求を行うケースはおよそ60%となっています。こうしてみると、ペット保険に加入して備えておくのは十分にメリットがあるでしょう。

※ 2018年1月1日~2018年12月31日保険請求実績 アイペット調べ 対象商品:「うちの子」

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ペット保険のメリット・デメリット

最後に、ペット保険に加入した場合のメリット・デメリットを紹介します。メリット・デメリットを踏まえてペット保険の必要性について考えましょう。

ペット保険のメリット

ペットの治療費の負担が軽くなる

ペット保険に入ることでペットの治療費の負担を軽くすることができます。ペットには人間のような公的医療保険はないので治療費は全額飼い主の負担となります。また、治療内容によっては数十万円や百万円もの費用が掛かるケースもあります。ペット保険に入っていれば治療費として急に高額な負担が発生したとしてもそのうちのいくらかは保険金でカバーすることができます。

早期発見・早期治療につながる

ペット保険に入っていれば治療費に関する不安が軽減されるので、ペットを病院に連れていきやすくなります。これはペットの病気の早期発見・早期治療にもつながるので、ペットの健康を守ることができ、また、病気になった場合の最終的な医療費負担を抑えることができます。

病院の窓口で精算できるものもある

一部のペット保険では提携している病院で治療を受けた場合に、「保険証」を提示することで病院の窓口で保険金の精算をすることができます。これによって窓口で支払わなければならない金額を減らすことが可能です。急な病気やケガの時はなるべく早く病院に連れていきたいものですが、窓口で精算できるペット保険であれば用意しなければならない金額も減り、早く病院に連れていきやすくなります。

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ペット保険のデメリット

補償の対象とならない治療がある

ペット保険に入っていればどのような治療でも補償を受けられるというわけではありません。避妊・去勢手術や出産、ワクチン接種など、「病気ではない」ものについては補償対象外となります。また、生まれつきの症状である先天性異常の治療もほとんどが補償対象外となります。ペット保険は商品によって補償範囲が異なりますので、どのような場合には補償対象とならないのかしっかりと確認することが大切です。

加入後一定期間は補償の対象外となる場合も

保険会社・商品によっては加入して一定期間は待機期間があり、その間に病気になっても保険金は支払われません。この期間がどれだけあるかは保険会社によって異なりますので比較してみるとよいでしょう。

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ペットの年齢とともに保険料が上がる

ペット保険は基本的に1年更新の保険です。ペットも人間と同じく年齢が上がるにつれて病気になる確率が上がっていくので、保険料は契約したときのままではなく、更新のタイミングで上がっていくことになります。また、商品によっては一定の年齢以上になったら更新ができないものもあります。ペット保険の保険料を比較する場合は、現在の年齢の保険料だけでなく、保険料がどれだけ上がっていくか、何歳まで更新可能かといったところまで比較するとよいでしょう。

まとめ

ペット保険は家族の一員でもあるペットが病気やケガで治療を受けた場合に、かかった費用を限度額や一定割合の範囲内で補償する保険です。ペットは人間のような公的医療保険がないので、治療費は全額飼い主の負担となってしまいます。高額な治療費に備え、万が一ペットが病気やケガをしてしまったときに病院に行きやすくするためにもペット保険の加入を考えてみてはいかがでしょうか。

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