ペットとの暮らし

一人暮らしでもペットを飼いたい!飼いやすい犬や猫は?

2022年1月25日

動物や生き物が好きで一人暮らしでも犬や猫と暮らしたいという人もいるでしょう。ワンルームでペット可の物件も増えてきています。一人暮らしで犬や猫を飼育する時の注意点、心掛けておかなければいけないことなどを紹介します。一人暮らしでこれから犬や猫を飼いたいと思っている人は参考にしましょう。

一人暮らしでも飼いやすいペット

一人暮らしでも大型犬を飼育できるような大きな一軒家に住んでいるというような人もいるかもしれません。しかし、そのような環境でなければ、一人暮らしで犬を飼育したいと思っている人はあまり運動量が多くなく広いスペースを必要としない小型犬が飼育しやすいでしょう。

一人暮らしの犬種選びのポイント

  • 小型犬
  • 抜け毛が少ない
  • あまり鳴かない
  • 懐きやすい
  • 留守番が得意
  • 臭いが少ない
  • ケージでも飼育できる

一人暮らしで飼育しやすい犬種を紹介します。ただし、犬も人と同じように一匹一匹性格が異なります。あまり吠えないと言われている犬種であってもよく吠える場合もありますし、人懐っこいと言われていても憶病で懐くのに時間がかかる場合もあります。犬もそれぞれ性格の異なる動物ですからその犬の性格を飼い主が理解しその犬に合った育て方をすることで社会性のある良きパートナーになれるでしょう。

■トイ・プードル

トイ・プードルは飼い主に忠実で賢く社交的な犬種です。投げたボールを持ってきたり、飼い主とおもちゃで楽しく遊ぶことを好みます。

クリンとしたカールの毛が特徴的なトイ・プードルですがシングルコートで毛が抜けにくく、気になるような体臭もあまりないのが特徴です。ただし、毛がからまったり毛玉になりやすいため定期的なトリミングなどのケアが必要となります。さまざまなカットを楽しむことができる犬種です。

価格相場

トイ・プードルの価格相場は30万円程度からを想定しておきましょう。
オス/メス、毛の色などによっても価格は異なります。
■チワワ

チワワはとても甘えん坊で飼い主の側にいたがります。自分から膝の上に乗ってきたり懐きやすいです。臆病な性格なので飼い主以外の人には警戒心が強く吠えてしまう事があります。無駄吠えや噛み癖がつかないようにしつける事で家の外でも愛犬と楽しくすごせるでしょう。

非常に小型で寒さに弱いため温度管理がされている室内で飼育しましょう。小型で運動量は多くありませんが、社会化のためにも1日1回の散歩を行ってあげましょう。

チワワはダブルコートのため、夏毛や冬毛に生え変わります。そのため、抜け毛もあり、被毛のお手入れが必要になります。チワワの被毛の種類は2種類で「ロングコートチワワ」と「スムースコートチワワ」に分かれます。ロングコートよりスムースコートチワワの方がお手入れがしやすいと言われていますが、毎日のケアを行っていればロングコードチワワであっても変わらないでしょう。

価格相場

チワワの価格相場は30万円程度を想定しておきましょう。
チワワは毛色、被毛の種類、体型タイプと種類が豊富です。個体によって価格も異なります。
■ヨークシャテリア

ヨークシャテリアは飼い主に忠実で賢い犬です。イギリス原産の犬でネズミ駆除のために用いられていた犬種だそうです。ネズミを追いかけるような習性があるため家庭の中でボール遊びをしたり、飼い主が投げたおもちゃを持っていったりして楽しく遊ぶことができます。そのような遊びの中で上手にしつけができることからもしつけがしやすい犬種といわれているようです。

ヨークシャテリアも非常に小型の犬種のため運動量があまり多くありません。大型犬のように毎日の散歩が大変という事はありませんが、ストレス解消や社会化のためにも散歩には毎日連れて行ってあげましょう。

シングルコートの犬種で抜け毛も多くなく飼いやすいとされています。長く伸びる毛をさまざまな形にカットしたりリボンを付けたり、ゴムで縛ったりと楽しんでいる飼い主も多くいるようです。

価格相場

ヨークシャテリアの価格相場は20万円程度を想定しておきましょう。
ヨークシャテリアは毛並みが価格に影響を与える事が多いようです。艶があり、健康的な被毛であれば高値で取引されています。

猫をこれから飼育しようと考えているのであれば、完全室内飼いをおすすめします。猫は狭い縄張りの中だけでもストレスなく生きていける動物です。一人暮らしで集合住宅などの場合、外と室内を自由に行き来できるような環境で飼育するのは他の居住者の迷惑になってしまう事もあるためできれば完全室内で飼育する方法がよいでしょう。また、猫にとっても外に自由に出かけられるような環境だと交通事故のリスクや猫同士のケンカでケガをしてしまったり病気をもらってきてしまうような危険もあります。そのようなことを考えると完全室内飼いで飼育するように努める方が良いでしょう。

猫は犬の飼育と比べると散歩をする必要がなく、吠える事もありません。また、猫が鳴くのは飼い主に甘えたり何かを訴えていることが多く家庭の中で世話が行き届いている大人の猫はあまり鳴きません。月々にかかる費用面でも犬より安く済ませられる場合が多く犬よりも飼いやすいです。

猫も描種によっては人に馴れやすい性格であったり、あまり構われることが好きではない猫もいるなどそれぞれです。猫それぞれ性格は異なりますが、猫に共通して言える事は、猫は自由気ままでマイペースなことが多いということです。

猫を飼育するために必要な環境準備

爪とぎ器の用意

猫を迎える時には「爪とぎ器」の用意が必要です。猫の爪とぎは臭腺から自分のニオイをつけ自分の縄張りを主張するというマーキングを行ったり、気分転換やストレス解消を行ったりする重要な行為です。

賃貸住宅で独り暮らしなどでは、壁や柱で爪とぎをされてしまっては困ってしまいます。爪とぎを行ってもよい場所を用意し猫がストレスなく爪とぎができる環境を準備してあげましょう。

トイレの用意

猫は一度トイレの場所を覚えると失敗する事があまりない動物です。猫はトイレにとてもこだわる動物です。そのため、落ち着けるトイレを準備してあげる必要があります。猫のトイレを一人暮らしで部屋の中に用意すると臭いが心配です。猫の排泄物は臭いが気になる事が多いので設置場所や猫砂、猫用の消臭グッズなどで対策を行うようにしましょう。トイレは毎日清掃し、自分の臭いが少し残っている状態で清潔にしてあげましょう。

キャットタワーの準備

猫は高いところにジャンプして飛び乗る事が得意な動物です。高いところでリラックスする習性があるため家で飼育されている猫も高い所で落ち着ける場所を用意してあげる必要があります。部屋にキャットタワーなどを準備し暮らしやすい環境を作ってあげる事が必要になります。高い所にジャンプする事で運動不足の解消にもなります。一人暮らしの部屋でもキャットタワーを置くスペースの確保などが必要になるため事前に確認しておきましょう。

ワンポイントアドバイス

猫は本来臆病な動物です。危険から身を守るために狭く囲われた場所を好みます。全身がすっぽり隠れるような落ち着ける場所を用意してあげましょう。

ペットの価格には定価はありません。同じ犬種、描種でも販売価格が異なりますが、オス/メスの違いや人気の毛色などによって異なるようです。犬や猫などのペットは、ブリーダーやペットショップで購入することができますが、ブリーダーから直接購入する方が安く購入できる傾向にあるようです。保護犬や保護猫を引き取るといった方法もあります。家族に迎え入れるペットとの出会いは運命です。運命的な出会いからその子を迎え入れると決めたら末永く一緒にいる覚悟を持って飼いましょう。

ペットの飼育に必要な費用

一般社団法人ペットフード協会による令和3年全国犬猫飼育実態調査より犬と猫の1カ月当たりの支出総額の平均と中央値を紹介します。一人暮らしで犬や猫を多頭飼いすることはなかなか難しいと思いますが、複数頭飼育をしている人のデータも一般社団法人ペットフード協会の調査で紹介されているので一緒に記載します。

動物も体の大きさや健康状態によって掛かる費用も異なります。あくまでも参考費用となりますが、一人暮らしで犬や猫を飼おうと検討している人はペットの飼育にはお金がかかるという事を理解し、飼育する事が可能かどうか判断しなければいけません。

犬の場合

犬を1頭飼育者の1か月あたりの支出少額の平均は13,843円、中央値は10,000円です。犬の1頭飼育者の1か月の支出総額は、年々高くなっている傾向にあるようです。

支出総額1~500円501~1,000円1,001~1,500円1,501~2,000円2,001~2,500円2,501~3,000円3,001~3,500円3,501~4,000円
1頭飼育者(n=919)0.1%1.6%0.9%2.2%0.8%5.0%2.4%2.6%
複数頭飼育者(n=149)0.0%0.0%0.0%0.7%0.7%2.0%0.0%2.0%
支出総額4,001~4,500円4,501~5,000円5,001~10,000円10,001~15,000円15,001~20,000円20,001円以上平均支出金額中央値
1頭飼育者(n=914)1.5%8.1%28.6%16.4%13.2%16.6%13,843円10,000円
複数頭飼育者(n=156)0.0%4.0%28.2%9.4%12.8%40.3%20,802円16,500円

猫の場合

猫を1頭飼育者の1か月あたりの支出少額の平均は8,460円、中央値は5,000円です。猫の1頭飼育者の1か月の支出総額も、犬程ではないですが高くなっている傾向にあるようです。

支出総額1~500円501~1,000円1,001~1,500円1,501~2,000円2,001~2,500円2,501~3,000円3,001~3,500円3,501~4,000円
1頭飼育者(n=482)1.1%3.9%2.6%7.4%4.5%7.6%3.5%6.3%
複数頭飼育者(n=267)1.4%0.3%0.3%5.5%2.1%5.5%1.4%3.1%
支出総額4,001~4,500円4,501~5,000円5,001~10,000円10,001~15,000円15,001~20,000円20,001円以上平均支出金額中央値
1頭飼育者(n=482)3.2%11.9%27.3%8.4%5.4%6.9%8,460円5,000円
複数頭飼育者(n=267)3.4%9.3%33.8%12.8%9.3%11.7%11,977円8,000円
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一人暮らしでペットを飼育するということ

一人暮らしでペットを飼育する場合、自分一人でペットの面倒をみなければいけないため責任重大です。仕事で家を空けている時間のお留守番はどうするのか、自分の時間を削って世話をすることが可能なのか、生涯面倒をみることはできるのか考えてからペットを飼う事を決めなければいけません。また、一人暮らしは自分の生活費は自分で負担しています。そこにペットの飼育費用も追加となるため、ペットを飼育していない現在、生活に余裕がないとペットを飼う事は厳しいかもしれません。ペットを飼育する費用はペット飼育している間必要となる費用です。

大前提としてペット飼育不可の住宅ではペットを飼う事ができませんので、たとえ小動物であっても飼育が可能な住宅か飼育前に確認しておきましょう。ペットの飼育可の物件であっても、近隣住人への配慮は必要です。また、動物は環境が変わる事にストレスを感じる場合が多いです。しばらく引越しを行う予定がないなど配慮が必要です。

更に、一人暮らしでは自分が入院したりなど世話ができないような状況になった場合にペットの世話をしてくれる預け先が必要です。預け先の用意ができるかという事も飼育者の責任として大切なことです。

ペットを飼育する前に考えよう

  • 金銭面に余裕があるか
  • ペットの世話に自分の時間が削られる覚悟はあるか
  • 生涯面倒をみることができるのか
  • 飼育可能な環境にあるのか
  • もしもの備えにペットの預け先の用意ができるか

ペットが病気やケガをしてしまった時の医療費に備えておく事も大切

一人暮らしでもペットを飼育できる環境を準備した上で飼育する事は可能です。ただし、ペットも生きている動物ですから、飼育費用、毎日の世話や近隣への配慮が必要になってきます。それらを踏まえて飼育可能かどうかを判断することが大切です。

また、犬や猫などのペットもケガや病気をしてしまう事があります。ペットがケガや病気をしてしまい動物病院での治療が必要になった時でも一人暮らしの人は自分の生活費でペットの治療費を全額負担しなければいけません。ペットを飼育する前に、万が一、ペットがケガや病気で高額な治療費が必要になった時でも自分に治療費を負担できる経済的な余裕があるのか考えておく必要があります。

ペットの医療費に備えるために民間のペット保険に加入するという方法があります。ペット保険は、ペットが病気やケガで治療を受けた場合にかかった費用を限度額や一定割合の範囲内で補償する保険です。ペット保険は掛け捨ての保険のため生涯にかかる保険料と生涯に必要な治療費の平均を比較したうえで保険料の方が高くなるからペット保険は無駄、その分貯金した方が良いと言われることがあります。しかし、ペット保険の必要性が高い人もいます。一人暮らしの人は基本的に自分一人でペットの面倒を看る必要があるため高額な医療費が必要になるかもしれないことを想定しペット保険の加入を選択する必要があります。

ペット保険に加入した方が良い人とは?

高額な治療費負担に耐えられない人

ペットには公的医療保険がなく、治療費として数十万円、百万円といった費用がかかることもあります。また、そうした費用負担が短い期間で立て続けに発生することも考えられます。現在健康そうに見えてもいつ病気やケガをするのかはわかりません。突然高額な治療費が必要となった時に、支払うことが難しい、かなりの家計の重しとなるという場合にはペット保険の加入を検討した方がよいでしょう。

万全の治療を受けさせてあげたい人

ペットが不調な場合には躊躇せずに動物病院に連れていきたい、最善の治療をしてあげたいという場合にはペット保険の加入を検討した方がよいでしょう。これまでお伝えしてきた通り、ペットの治療費は非常に高額となることがあります。お金に余裕がなくて、少し調子が悪そうだけど一日様子見する、最善の治療を受けさせる余裕はないから次善の策やその場しのぎの対症療法で済ませるということが嫌なのであればペット保険で高額な治療費に備えておくべきでしょう。

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