ペットとの暮らし

フェレットはペット保険に入れる?フェレットに多い病気は何?

ペットに迎えたい動物の中でフェレットは上位であることも多い動物です。フェレットは小型の猫くらいの大きさで賢く人にも良く懐き飼いやすいことも人気の理由です。フェレットは匂いが気になるという人もいますが、トイレ掃除などをこまめに行う事で対策が可能です。

そのようなフレットはエキゾチックアニマルに分類されますが、ペット保険に加入することはできるのでしょうか。また、フェレットはどのような病気に注意すべきなのでしょう。

フェレットはペット保険に入れる?

ペットとしてフェレットを飼育する場合、フェレットはエキゾチックアニマルに分類されるため一般的なペット保険には加入できません。

しかし、近頃では、エキゾチックアニマルを対象としたペット保険もいくつか販売されています。エキゾチックアニマルが対象のペット保険であれば、そのほとんどがフェレットも対象となっているのでペット保険に加入する事ができます。

フェレットが加入できるペット保険も一般的なペット保険(犬・猫)と基本補償(「通院補償」「入院補償」「手術補償」)は変わりません。フェレットが病気やケガで治療を受けた場合にかかった費用を限度額や一定割合の範囲内で補償します。

一般的なペット保険よりも加入できる年齢が0歳~1歳11ヵ月までや0歳~3歳11ヵ月、0歳~5歳未満など低く設定されています。フェレットは他の小動物と比べると寿命が短く6~8年程度と言われています。3~4歳で高齢期を迎えるとも考えられているためペット保険の加入条件も低年齢で設定されているようです。

①通院費用の補償病気やケガなどにより獣医師の診察を受けた場合の診療費用・処置費・処方薬代など
※薬の処方代は、治療が目的の場合に補償対象となります。
②入院費用の補償病気やケガなどにより入院にかかった医療費用
③手術費用の補償病気やケガで手術をしたときにかかった医療費用

フェレットが加入できる『ペット保険』

  • エキゾチックアニマルを対象としたペット保険
  • 加入年齢:0歳~5歳(商品によって異なる)
  • 病気やケガによる治療費用を限度額や一定割合の範囲内で補償

フェレットのかかりやすい病気

フェレットは成長速度が速く高齢期の生存期間も短いため衰えていくスピードが速い動物です。そのため他の小動物に比べ寿命が6~8年と短くなっています。そのようなフェレットですが、少しでも長く健康に長生きするために飼い主として病気やケガには気を付けたいものです。そのためにはフェレットがかかりやすい病気やケガを事前に把握し予防できるように気を付けてあげる事が大切です。

犬ジステンパー/フィラリア症/ノミ・ダニ

犬ジステンパー

犬ジステンパーウイルスによる伝染性疾患です。感染した犬の咳やくしゃみなどから空気または飛沫感染します。比較的青年期のフェレットが感染してしまうことがある病気です。症状は発熱や鼻水、皮膚症状、高熱、消化器症状などを引きおこし感染するとフェレットの致死率は100%と言われている怖い感染病です。

フィラリア症

フィラリア症は、犬の病気として有名ですがフェレットも感染します。フィラリア症は蚊から媒介する犬糸状虫が肺動脈や心臓に寄生し深刻な障害を与える恐ろしい虫です。犬よりも小柄なフェレットは重篤化しやすいため注意が必要です。

ノミ・ダニ

フェレットにも犬や猫と同じようにノミ・ダニの予防をしてあげる必要があります。

耳ダニ

フェレットは耳ダニが原因で頻繁に耳を痒がる仕草をする場合があります。フェレットは耳ダニ感染症にかかりやすく、発症すると耳周辺を痒がり、悪化すると外耳炎や耳垂れといった症状が出てきます。日々のケアで耳ダニの予防を行ってあげましょう。

犬ジステンパーウイルスやフィラリア症、ノミ・ダニは予防が可能です。フェレット用の犬ジステンパーウイルスワクチンはありませんが、獣医師と相談し犬用の犬ジステンパーウイルスワクチンで予防する事が可能です。フィラリア症、ノミ・ダニも獣医師と相談し薬剤の投与で予防しましょう。

インスリノーマ(中高齢期に多い病気)

インスリノーマの「インスリ」とは膵臓から出るインスリンのことです。インスリノーマは膵臓に腫瘍が発生し膵臓から多量のインスリンが排出されることで血糖値が急激に下がり、低血糖を起す病気です。中高齢期のフェレットにみられることが多い病気で元気がなくなりあまり動かなくなります。もともと睡眠時間の長いフェレットですから、病気に気づかず発見が遅れてしまう事もある病気です。症状が進むと体重の減少や痙攣、発作などを起す場合もあるため、定期的な健康診断が重要になります。

副腎腫瘍(高齢期に多い病気)

ペットとして飼われるフェレットは、ペットショップでの販売時や若齢で性腺摘出(去勢や避妊手術)されることが多いです。それによりホルモンバランスが崩れ副腎細胞が常に刺激を受ける事となり副腎疾患に陥りやすく副腎に腫瘍ができてしまう事があります。また、人と生活しているペットの日照時間の長さもホルモンバランスの乱れに影響していると考えられています。比較的高齢期のフェレットにみられることが多い病気ですが、このような理由からフェレットの副腎腫瘍の発生率は高いです。対策には、早期発見、早期治療が重要となるため、脱毛や貧血、排泄障害、外陰部の腫れなどが見られる場合は早期に動物病院を受診しましょう。

リンパ腫

リンパ腫は、血液中の白血球のひとつのリンパ球が癌化する血液の癌です。リンパ腫の原因ははっきりわかっていませんがリンパ腫もフェレットがかかりやすい病気のひとつで注意しておきたい病気です。症状が長期間現れず、早期発見が難しい場合もあるため定期的な健康診断が大切と言えるでしょう。食欲減退、体重減少、呼吸困難、リンパ腫の腫れなどの異変があれば早めに動物病院を受診しましょう。

誤飲・誤食

フェレットは好奇心旺盛でいろんな物を口にしてしまう事が多く誤飲・誤食が多いペットです。誤飲・誤食により腸閉塞などの病気で動物病院に受診するケースも犬や猫よりも多いとされています。ゴムや小さなプラスチックのようなものを誤飲してしまうが多いので飼い主は十分注意しましょう。

腸閉塞を起すと重度の脱水やショック状態になるリスクが高くなり、最悪の場合死に至る事もあります。誤飲・誤食の疑いがある場合は早期に動物病院への受診をお勧めします。

ケガの予防

イタチ科であるフェレットは、細長い巣穴に潜りエサを捕まえていたため、柔らかな体で狭い所や細長い空洞に入ることを好む習性があります。そのため、家庭の中で飼育されているフェレットも家具の隙間や布団の間など狭い空間があると入り込み飼い主が気付かないうちに踏んでしまったり、物に挟まってケガをしてしまうような事故も考えられます。フェレットをケージから出したときには目を離さずケガの予防に注意しましょう。

一人暮らしでも飼育しやすいフェレット

フェレットは犬や猫と比べて鳴き声が小さく、1日の多くを寝て過ごす動物です。好奇心旺盛で人にも良く懐くため飼いやすい動物と言えるでしょう。ケージ飼いが基本になりますので、長時間の外出も可能です。そのため、集合住宅などでの一人暮らしでも飼いやすいペットと言えるかもしれません。ただし、飼い主が在宅中は、ケージから出して遊ばせる時間を設ける事がストレス発散にも重要です。また、当然、毎日の世話も必要になります。

基本的にはケージ飼いとなるためケージの用意が必要です。フェレットをケージの外に出して遊ばせる時も6畳程度のスペースがあれば十分なため一人暮らしでも問題ないでしょう。

ペットショップでは一個体4~6万円程度で販売されているようです。フェレットの飼育に必要なグッズを用意し責任を持ってフェレットが安心して健やかに過ごせる環境を作ってあげましょう。

フェレットもペット保険に加入することを考えよう

フェレットはペットとしての認知度は高いとはいえ、犬や猫よりも飼育されている頭数は少ないです。フェレットを飼う前にフェレットの生態を理解し、自分で飼育が可能かどうかという事を考えてから飼いましょう。

また、これまでフェレットがかかりやすい病気について紹介してきました。特にペットとして飼育されているフェレットに多く発症してしまう病気などを考えるとフェレットは病気になったり、ケガをしてしまうリスクが高いペットと言えます。

生涯面倒をみる覚悟とケガや病気をしてしまった時に必要となる医療費などのことも考慮し飼育を考えましょう。医療費に関しては、フェレットが病気やケガをしてしまった時に備えてペット保険に加入しておくという方法があります。フェレットのペット保険加入は加入条件により若年時期にしか加入できないとされていますので、早めに加入を検討しましょう。

また、フェレットのようなエキゾチックアニマルは、犬や猫を専門とする動物病院では診察が困難な場合もあります。そのため、フェレットを診察してくれる動物病院を事前に探しておくことも大切です。

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