猫との暮らし

猫の飼い方の基本~猫の特性と習性を知ろう~

猫は狭い縄張りの中だけでもストレスなく生きていける動物です。外に出る猫は、交通事故や病気のリスクが高く室内飼育の猫と比較すると寿命は短い傾向にあります。猫を室内に閉じ込めておくのはかわいそうだと考える人もいますが、家庭の中で適正に飼育されていれば20年近く長生きする猫もいます。猫を飼う時には、愛猫がいつまでも健康で長生きできるように猫の特徴や習性を知り楽しく暮らしていける環境を作ってあげましょう。ここでは、猫の特徴や習性を踏まえた飼い方について紹介します。

猫の特徴にあったストレスのない環境を準備しよう!

猫を飼い始める前に猫の特徴と習性を知り、ストレスのない環境を準備してあげることで猫との暮らしがより豊かになる事でしょう。ライオン以外のネコ科の野生動物(トラ、チーター、ジャガー、ヒョウ等)は単独で狩りをして暮らします。高いところで行動したり、高いところに飛び乗ったりすることも得意です。鋭い爪で獲物を捕らえて狩りをしたり身を守ったりすることができるので仲間と暮らす必要がなく単独で行動する代わりに縄張り意識がとても強いです。このような野生の本能が残っている現代の猫は、家庭の中でもその習性を踏まえた環境作りをしてあげる必要があります。

猫の爪とぎはマーキングのひとつ

猫の肉球には強いニオイを放つ臭腺があります。猫の爪とぎはその臭腺から自分のニオイをつけ自分の縄張りを主張するというマーキングの意味があります。できるだけ高い場所に背伸びをして付けた爪とぎでの爪跡は、自分の力強さをアピールするための主張になります。そんな爪とぎの習性はマーキング行動の意味だけではありません。猫の特徴である鋭い爪は、獲物を捕らえたり、自分の身を守ったりする大切なもののため、爪とぎは大切な爪をケアする行動でもあります。猫にとって爪とぎは、気分転換やストレス解消のためでもあり、トイレに行くのと同じくらい当たり前の行動でやめさせることはできません。しかし、家猫が家の中の壁や柱、家具などで爪とぎをしてしまっては家の中が爪跡で傷だらけになってしまいます。家の中での爪とぎは爪とぎをしてもいい場所を教える事で猫の爪とぎによる住宅破損を防止することができます。

爪とぎのしつけ方

猫を自宅に迎える時には、「爪とぎ器」を用意してあげましょう。様々な爪とぎグッズが販売されていますので、猫のサイズに合わせ、飼い猫が気に入りやすいものを選んであげましょう。猫は、爪とぎと同時にストレッチもしているので、身体を十分に伸ばせるサイズの爪とぎ器が理想です。爪をといでいい場所以外で爪をとぎそうになったら優しく爪とぎ器のところまで導いてあげると、そのうち爪とぎの場所を覚えていきます。また、猫によって気に入る爪とぎ器の素材はさまざまです。好みの素材が見つからない場合はいくつか試してみるのも爪とぎの場所を失敗しないためのポイントです。

猫のトイレのしつけ

猫は穴を掘って排泄をし、自分の排泄物は砂で隠すという習性があります。本能で砂の上でしかしないため猫砂を用意すれば自然とします。猫のトイレのしつけは犬よりも簡単だと言われており、一度トイレの場所を覚えると失敗することはあまりありません。しかし、家でのトイレ環境が気に入らないと不適切な場所で排泄をしたりトイレを我慢して膀胱炎になったりすることがあるので注意が必要です。

トイレのサイズ・形

猫が方向転換しやすい体長の1.5~2倍程度の大きさを用意しましょう。大きい猫用トイレが市販で見つけられない場合は、衣装ケースなどを利用することもできます。市販の衣装ケースに猫砂を入れて自宅の愛猫の為にオリジナルのトイレを作ってあげるといいでしょう。猫のトイレは猫がトイレを済ませたことを飼い主が気付きやすいように屋根付きは避けましょう。屋根付きは臭いもこもってしまいよくありません。

トイレの深さ

猫が砂かきをたっぷりできる量を入れてあげましょう。猫砂が浅いとトイレをしないこともあります。深く穴を掘ってトイレを済ませる子もいるので量は多めに入れてあげる事が理想です。

猫砂のタイプ

猫砂にはいくつか種類があります。猫の好みに合わせて選択してあげるといいでしょう。鉱物系は自然の砂と同じ感覚なのでリラックスできるようで、一般的に鉱物系の砂を好む猫が多いようです。紙砂はトイレに流せるものも多く排泄物の色が分かりやすいため病気の診断をする時に便利なようです。オススメできないのは、新聞紙などの紙を短冊上に細かく切り猫砂の代わりにしているケースです。紙は砂のような吸収力はなく衛生的にもよくないためやめましょう。猫の習性にあったトイレの設置をしてあげる事が病気の予防にも大切です。

猫に快適な室内環境を準備しよう

猫と人間との共存の中で室内だけでの生活を選択した場合、猫の運動不足やストレスが心配になってしまいます。しかし、猫が快適に暮らせる室内環境を整え、家の人が猫と遊ぶ時間を設けてあげる事で猫はストレスをためる事はなく運動不足も解消されるとされています。

イエネコのルーツは中近東の熱帯地域だと言われており、暑さに強く寒さが苦手な猫が多いとされています。夏場は、27℃~29℃、冬場は23℃~25℃程度で調節し、飼っている猫に合わせて適温を探してあげましょう。

落ち着けるベッドと隠れ場所の用意

猫は柔らかな布の上、温かな場所を好みます。猫専用のベッドも販売されていますが、猫が気に入るようなクッションや座布団、毛布などを用意してあげるといいでしょう。また、猫は本来臆病な生き物です。危険から身を守るために狭く囲われている場所を好みます。知らない人が来たり、何かに驚いた時に逃げ込めるスペースを用意してあげましょう。全身がすっぽり隠れるような狭く落ち着ける場所が理想です。そういった場所は猫の快適なスペースとなり寝床にもなります。

外に出ることのない猫でも、動物病院に通う時や飼い主の都合でどうしても外へ連れ出さなければいけない時は猫をキャリーバックに入れて移動します。猫がキャリーバックに入る事を抵抗がないように慣れさせるためには、隠れるスペースにキャリーバックを利用するという方法も有効です。キャリーバックを隠れやすいスペースとして部屋に置いておき、自由に出入りができるように設置し、キャリーバックに抵抗がなくなれば猫との外出もスムーズになります。キャリーバックも猫の快適な場所になるように工夫してみましょう。

運動不足にさせない部屋作りと遊び

ネコ科の動物(ライオン以外)は木に登って狩りをするという狩猟本能があります。木の上に登り高いところから地上の様子を把握し、待ち伏せをして獲物を探しています。また、木の上は地上よりも安全で襲われる心配も少ないため高いところでリラックスするという習性があります。家で飼われる猫も本能的に高いところが好きです。高いところにジャンプして登ったりすることで運動不足の解消にもなります。猫は高いところを移動することも得意なので、部屋にキャットタワーなどを準備し猫が暮らしやすい部屋を作ってあげましょう。市販されているキャットタワーはデザインもさまざまで高さや種類も豊富にあります。猫が暮らしやすく、部屋にマッチしたキャットタワーを選ぶなど部屋のインテリアにも気を配れば人と猫との暮らしもより一層楽しくなるでしょう。

また、猫は、猫用のおもちゃなどを利用し飼い主が遊んであげる事で部屋の中で適度に運動するためストレスはたまらないとされています。猫の習性を生かした本能を刺激するような猫用のおもちゃも幅広く販売されています。時々おもちゃを変更しながら遊んであげましょう。

外を眺める場所を準備

猫は、よくじーと窓の外を眺めているという印象はありませんか。猫がいつも窓の外を見ている理由は自分の縄張りを守りたいという理由や外への興味、外の刺激が気になるというようなこともあります。また、窓の前は陽が当たり心地よいという事もあるでしょう。心地よい場所でリラックスしながら自分のテリトリーを守っているのかもしれません。外は刺激がたくさんある場所なので家の窓から眺めているだけで暇つぶしにもなります。家の中は家猫にとって自分のテリトリーのため安全な場所から外の様子を眺めて楽しんでいるという事もあるでしょう。縄張り意識が強く、外にいる猫をみつけると室内でマーキング行動をしてしまうような子でなければ窓の外を眺められるスペースを作ってあげるといいでしょう。

猫のケアと病気の早期発見

愛猫が元気で長生きするために飼い主として毎日の猫のケアを習慣づけましょう。愛猫のお手入れをする習慣ができていると早期の病気の発見にもつながります。

猫の食事と健康

猫のエサには市販されているものでは大きく分けて2種類あります。ドライフードは、乾燥しているため腐敗しにくく価格も比較的安価なため経済的です。もう一方のウェットフードは、ドライフードより添加物が少なくドライフードよりウェットフードの方が猫が好むことが多いです。ウェットフードは、食事と一緒に水分が取れるというメリットもあり、もともと水を飲む量が少なく尿結石になりやすい猫にとっては食事と一緒に水分も摂取するため病気の予防にも役立つかもしれません。家庭の経済環境に合わせて猫の趣向に合わせたフード選びをしましょう。

猫も歯石が貯まりやすく歯周病になりやすいとされています。これまでウェットフードの方が歯周病になりやすいのではないかと考えられていましたが、最近の調査では、ドライフードでもウェットフードでも歯周病の原因となる歯石付着への影響は変わらないとされています。猫の口の中に存在する細菌叢が歯石の原因であるため、歯石になりやすいかなりにくいかは猫がそれぞれどれだけの菌を持っているかにより個体差があるとされています。

猫がかかりやすいとされている尿結石や糖尿病などの病気は、毎日の食事が予防につながります。猫の健康を考えたペットフード選びを心がけましょう。

歯・目・耳・鼻・肉球のお手入れ

愛猫とのスキンシップの一環としてお手入れを習慣づけましょう。こまめにケアしてあげる事で変化に気づきやすくなり病気の早期発見につながります。お手入れの時にそれぞれ異常がないかチェックしてあげます。

  • 歯は、猫専用の歯ブラシや歯磨きシートなどで歯磨きをしてあげましょう
  • 目は、コットンなどで目ヤニをとってあげましょう
  • 耳は、コットン、ガーゼなどをぬるま湯で湿らせ耳の中をきれいにしてあげましょう
  • 鼻は、乾燥してグルーミングでは取れなくなっているような汚れは取ってあげましょう
  • 肉球は、肉球に乾燥があれば肉球クリームなどで保湿をし、肉球の間の毛が伸びているようであればカットしてあげるといいでしょう。

ペット保険で愛猫の病気に備えよう!

猫との暮らしは、猫の特性と習性を理解することでより楽しい日々がおくれるでしょう。猫は、犬のように外を散歩したりしなくても工夫すれば家の中でストレスなく快適に暮らしていける動物です。猫の特性にあった空間作りや飼い主が遊んであげる時間を設けることで運動不足になる事もなくおうちの中で長生きできます。猫も共に暮らす家族でありいつまでも元気で長生きをしてほしいと願う飼い主は多いでしょう。

猫も人間と同じくケガをしてしまったり、病気になってしまう事があります。家の中で遊んでいる時にケガをしてしまい病院での治療が必要になったり、病気になってしまい病院で通院や手術が必要になれば治療費がかかります。猫も家族の一員ですが、人間と違いペットにかかる医療費は全額飼い主が負担しなければいけません。手術が必要なケガや長期にわたって通院が必要となる病気になってしまう可能性もあります。高額な医療費を負担しなければいけなくなるリスクに備えるためにはペット保険で備えるという方法があります。猫も家族の一員としてケガや病気になってしまったらどのように対応するかという事を考えておきましょう。

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