ペット保険の基礎知識

ペット保険は何歳まで入れる?高齢でも入れるペット保険はあるの?

2020年7月28日

ペットがケガや病気で動物病院に通う事が増えた時にペット保険に入っていれば良かったと後悔する飼い主もいるのではないでしょうか。ペットも人間と同様に年齢を重ねれば重ねるほど病気になるリスクは高くなり動物病院で治療する時の医療費が心配になります。

ペットが若いときは、大きなケガや病気に見舞われることがなくペット保険への加入について考える機会がないかもしれませんが、年齢を重ね動物病院への受診が増えたことでペット保険の加入について検討しても遅い場合があります。なぜなら、ペット保険には新規で契約できる年齢に制限が設けられている事がほとんどだからです。そのため高齢になってからペット保険に加入したいと考えても加入できないケースがあります。ペット保険は、ペットが若く元気なうちに加入の検討をするようにしましょう。

ペットの高齢は何歳から?何歳まで入れる?

犬や猫も人間の医療保険と同じように加入する年齢に制限があります。また、年齢によって保険料も違い、犬の場合であれば犬種や体重によっても細かく分かれていることもあります。犬は小型犬で人間の約4倍、大型犬は約7倍のスピードで年齢を重ねると言われており、高齢と言われるのは、小型犬・中型犬で10歳くらい、大型犬で7歳くらいです。猫も7歳を超えたくらいから老化の兆候がみえはじめると言われています。

ペット保険では、加入の年齢制限を7歳前後に設定されている保険会社が多く、細かな設定年齢は保険会社によって異なります。例えば、ペットが高齢と言われる年齢である9歳に達しており、ペット保険に加入しようと思っても加入制限が満811カ月で定められているとその保険には加入することができません。犬の平均寿命は14.29歳、猫で15.32歳(一般社団法人ペットフード協会「平成30年全国犬猫飼育実態調査」)と昔より長くなっています。高齢期のペットと暮らす期間は想像より長いという事を考えておかなければなりません。

ペットは人間のような健康保険制度がないため、かかった医療費は全額飼い主の負担となります。ペットも高齢期を迎え、ケガや病気により動物病院で治療する頻度が高くなれば飼い主の医療費負担が大きくなります。そのような医療費の負担を軽減にするためにペット保険で備えておくと安心です。ペット保険はペットが高齢であれば加入がしづらくなるためペットが若く健康なうちに加入について検討しましょう。

ペット保険の加入条件例

ペット保険の加入条件はどのように定められていることが多いのでしょう。加入条件の例を紹介します。年齢条件は下記のように定められており(2020年7月現在)、基本的に加入時は健康体である事が条件になっています。

  • 生後30日から満811カ月まで
  • 生後45日以上711カ月未満
  • 生後2カ月から1111カ月まで
  • 8歳(9歳未満)
  • 12歳11か月まで

ペット保険の保険料上昇に注意!

高齢のペットが新規でペット保険に加入する場合は、加入可能な年齢であっても若いペットに比べて保険料が高いです。ペット保険は、一般的に年齢が1歳ずつあがるごとに毎年少しずつ保険料が引き上げられていくようになっており、5歳ごろから保険料の上昇幅が大きくなっていくことが多いです。中には、毎年の上昇ではなく、一定の年齢に達するごとに保険料が上昇していくように設定されているペット保険もあります。

ペット保険に加入する際には、高齢になってからの保険料がいくらになるのかに注目して選択することも大切です。若く健康なうちからペット保険に加入していても保険料は年齢を重ねるごとに上がっていくため早く加入してもメリットがないように感じてしまうかもしれません。しかし、ペット保険には、加入時に健康状態や傷病に関する告知義務があります。動物病院での通院歴や持病を抱えているなどがある場合は、ペット保険に加入できなかったり、告知内容に基づいて補償に条件が付く場合があります。そのため、高齢になってからペット保険に加入したいと希望しても既に年齢オーバーで加入できない場合があることはもちろん、持病や既往症が原因で加入を断られるケース、補償してもらいたい病気が補償対象外となるなどのことも考えられますので、我が家に新しくペットを迎えたら早めにケガや病気で医療費が必要になるかもしれないことを考えペット保険の加入を検討することをお勧めします。

シニア向けのペット保険も登場している?

最近では、シニア向けのペット保険も登場しています。ペットの高齢化に対応したペット保険として8歳以上のペットが加入対象などとなっています。通院補償はなく、入院や手術の補償で保険料は月々1000円程度で加入することができます。ペットの獣医療も高度化しており、高齢となったペットの医療費負担が家計に与える影響も大きくなる可能性があります。ペット保険の加入が難しい年齢の高齢ペットは、シニア向けのペット保険がある事も知っておくとよいでしょう。

ペット保険は何歳まで更新できる?

ペット保険は基本的に1年更新です。加入時に年齢制限がありますが、一度申し込みを行うと自動で終身継続となる事がほとんどです。ペット保険の更新時期になると保険会社から封書やハガキなどで更新の連絡がきます。特に契約内容の変更や解約などがない場合は手続きを行う必要がないことが多いです。ただし、ペット保険の種類によっては、保険料や補償内容が変更になったり、条件がつく場合があります。ペット保険に加入する時に、補償の内容をしっかり確認し理解した上で加入することが大切です。

更新できない場合はどんなとき?注意点は?

更新できる年齢に上限があるペット保険も存在します。契約前に何歳まで継続可能なのかは確認しておくようにしましょう。また、年齢上は終身継続可能となっていても更新のたびに審査があるペット保険もあります。健康状態が悪化していれば条件がついたり、継続できないということもあります。ペット保険に加入中に病気にかかったり入院や手術をした場合などに継続後から保険料が高くなるようなケースもあります。いずれにしても、加入するペット保険の補償内容を事前に確認しておく必要があります。

ペットの年齢が不明な場合はペット保険に入れない?

ペット保険は、加入時にペットの生年月日が必要になります。しかし、保護犬や保護猫などペットの里親になったようなケースで正確な生年月日が分からない場合もあるでしょう。そのような正確な生年月日が分からないペットでも近くの動物病院などで獣医師による推定年齢を確認することでペット保険に加入することは可能です。推定の誕生日は自宅に迎えいれた日などとし提出書類に記入することで加入が可能です。後日、推定年齢を確認した動物病院に保険会社から確認の連絡がある場合があります。推定年齢を確認した動物病院には、ペット保険に加入するため連絡が入るかもしれないことを伝えておくとスムーズでしょう。

まとめ

ペット保険は、一般的に加入の年齢条件が設定されています。ペットも人間同様に高齢になればなるほどケガや病気になるリスクが高くなります。ペット保険はあくまでも健康なペットが将来ケガや病気で必要になるかもしれない医療費に備えて準備しておく保険です。そのため、ペットが健康であることも加入の条件の1つになっています。ペット保険は、ペット保険の告知義務に健康状態や病歴などを正確に申告する義務があります。ペットが年齢を重ねてからペット保険への加入を検討しても加入できるペット保険が限られていたり、既に病歴があると加入することができなかったりします。そのようなことからペット保険は、ペット若く健康なうちに加入の検討をすることをお勧めします。

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