ペット保険の基礎知識

犬猫も歯周病に注意!予防法は?ペット保険での治療は可能?

2020年7月28日

歯石や歯垢(プラーク)などが原因で歯の根っこや歯肉が細菌に感染し歯周が炎症を起こすことによって起こる歯周病は、犬や猫などのペットであっても心配な病気です。さらに、歯周病は犬や猫がなりやすい病気の代表でもあります。

歯周病は歯の間に挟まった食べカスなどが原因で口腔内に細菌が繁殖しやすい環境となることで起こります。飼い主としてペットのデンタルケアの管理はしっかり行ってあげましょう。特に小型犬では、歯と歯の間が狭いため歯垢が溜まり、歯周病になりやすいという特徴があります。ウェットフードや柔らかいご飯は歯の間に残りやすかったりするためペットの食事にも気を配ってあげましょう。

ここでは、ペットが歯周病にならないために大切なこと、もし歯周病になってしまったら治療はどうしたらよいのかなどを紹介します。

ペットの歯周病予防は飼い主の責任!

ペットのデンタルケアは飼い主の責任です。昨今では、3歳以上の犬猫の約80%が既に歯周病をはじめとする何らかの歯の病気を患っているとされています(アニコム損害保険株式会社_アニコムクラブ「どうぶつ健康保障共済制度」給付金請求データより)。酸性の環境を好む虫歯菌は、弱アルカリ性の性質を持つ犬猫の口腔内では虫歯になりにくいですが、アルカリ性は歯周病菌が好む環境となるため犬猫の口腔内は歯周病になりやすい環境だと言えるのです。

犬猫であれ、歯周病が進行していくと激しい痛みが伴い食欲も低下していってしまいます。歯周病菌が血液に流れ込んで内臓機能にも影響を及ぼし重い病気となってしまうような心配もあります。歯の病気が愛するペットの寿命を縮めてしまう事にもなりかねないため、歯周病にならないように飼い主は歯周病予防のデンタルケアをしっかり行ってあげる必要があります。

犬猫の歯磨きは難しい?

犬猫は35日歯磨きをしないと歯垢(プラーク)が固い歯石に変わってしまい歯周病になる可能性が高くなります。一旦歯石になってしまうと歯磨きで除去することは困難なため全身麻酔で歯石を除去する必要も出てきます。そのため、犬猫も毎日の歯磨きが重要となってきます。

しかし、いきなり思うように磨かせてくれる犬猫は少ないでしょう。歯磨きを習慣付けて徐々に慣れさせていくことで歯磨きへの抵抗も少なくなっていくでしょう。今では犬猫用の歯ブラシタイプだけでなく、シートタイプのものや柔らかいシリコン製で指サックになっているものなど歯磨き用のグッズが多く販売されています。ペットとのスキンシップやコミュニケーションをとる中でデンタルケアを習慣付けてあげましょう。

歯磨きのコツ

1.口元にタッチ

口元に触れたら大好きなご褒美などをあげ、口元に触れる抵抗をなくして慣れさせていきましょう。

2.歯や歯茎にタッチする

唇をめくり、歯や歯茎に触れられるのを慣れさせましょう。歯や歯茎にタッチ出来たらご褒美をあげてほめてあげましょう。

3.歯ブラシや歯磨きシートを使って磨く

口の中を触られることに抵抗がなくなったようであれば、歯磨きや歯磨きシートを使って磨いてあげましょう。最初は前歯から始め、慣れてきたら奥歯へ進みます。

歯磨きが抵抗なくできるようになるには、子犬、子猫のうちにしつけと同時にスタートさせる事がお勧めです。ペットの機嫌をとりながらゆっくりあせらず進めていきましょう。

犬猫の歯周病チェック

飼っている犬や猫に下記症状はないですか?毎日のケアで確認してあげましょう。

  • 口が臭くなっている
  • 歯が汚れている
  • エサを食べづらそうにしている
  • よだれの量が増えてきた
  • 歯茎が炎症を起こしている、腫れている(ピンク色から赤色に変化している)
  • 歯茎から出血をしている
  • 歯がぐらついて痛がっている
  • 口を触られるのを嫌がるようになった

上記のような症状があるようであれば、動物病院で診てもらいましょう。歯周病がひどくなると鼻炎、根尖膿瘍(歯茎の最下層に膿ができ、腫れる病気)、下顎骨の骨折などを引き起こすこともあります。

歯周病の治療費はいくらくらい

犬猫の歯周病の治療は全身麻酔で抜歯や歯科処置を行う事があります。麻酔下での歯石除去は、検査費用などを含め小型犬で30,000円前後程度が一般的なようです。歯周病が重度で抜歯や歯肉縫合などの処置が必要な場合は、費用も高額になるでしょう。高度な治療が必要になるため、100,000円以上の費用が必要になるケースもあります。

症状や動物病院によって治療費や費用は異なります。ペットが歯周病になれば、ペットも辛い思いをしますが、飼い主にも治療費が大きな負担になります。歯周病予防は、治療が必要になる前に家庭で歯垢を定期的に除去するというケアを日常的に行ってあげる事が第一です。

歯周病の治療費はペット保険で補償

毎日のケアを行っていてもペットが歯周病になってしまったら、治療費はペット保険で補償してもらえるのでしょうか。歯周病の治療に関しては、補償対象となっているペット保険、補償対象外となっているペット保険とあります。歯周病は犬や猫のなりやすい病気でもありますので飼っているペットが犬や猫の場合は、ペット保険に加入する時に歯周病が補償対象かどうかを確認しておくと安心でしょう。

また、ペット保険は通院・入院・手術した場合にかかった医療費の補償割合、支払限度額や回数が決まっています。犬猫の歯周病がペット保険の補償対象となっていてもかかった医療費に対してどれだけ補償可能となるのか確認しておきましょう。免責金額が設けられている場合も医療費から差し引いた額の補償となりますので注意しましょう。

ペット保険はペットがケガをしたり病気になった時の医療費を補償する医療保険です。そのため、歯石除去費用などの予防費用は補償対象とならないことがほとんどだと考えておきましょう。ペット保険の重要事項証明書などで治療費用に含まれない主な費用などを確認しておくとよいです。不明な場合は、保険会社に確認してみる事をお勧めします。ペット保険の加入があっても歯石除去費用が補償対象外となれば飼い主の治療費負担は大きくなります。歯周病になれば大切な家族であるペットも辛い思いをしますし、飼い主の経済的負担も大きくなります。歯周病予防は、毎日のデンタルケアが大切です。

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