
ペット保険の乗り換えによって、保険料を抑えたり今のペットに合った補償内容を選び直したりすることができます。ただし、年齢制限や持病の有無、補償の空白期間など注意するべき点もあるため、乗り換え前によく確認しておきましょう。乗り換えにおすすめのタイミングや手続きについてもわかりやすく解説します。
目次
ペット保険を乗り換える時の注意点

今加入しているペット保険について、「もっと保険料を安くしたい」「ペットに合った手厚い補償にしたい」と考えた時に、ペット保険を乗り換えることもできます。ただし、乗り換えには注意するべき点もあります。よく確認したうえで乗り換えるようにしましょう。
年齢制限
ペット保険に新規で加入する際には年齢制限が設けられていることがほとんどで、8歳~12歳頃までを上限としている保険会社が多いです。8歳以降になると加入できる保険会社が限られてくるため、ペット保険の乗り換えはなるべく年齢が若いうちに検討した方がよいでしょう。
終身で契約を更新できるか
ペット保険は終身まで更新できるものが多いですが、保険会社によっては更新できる年齢に上限があるペット保険もあります。その場合、新たにペット保険に加入しようと思っても、新規加入の年齢制限を超えていると他のペット保険に入れなくなってしまいます。一生涯に渡って加入したい場合は終身補償のペット保険を選ぶようにしましょう。
なお、一般的にペットの年齢が上がるほど保険料も高くなっていきますので、年齢によってどのくらい保険料が上がるのかも確認しておくと安心です。
持病があるか
新しくペット保険に加入する時には病気やケガの治療歴を告知する義務があります。現在治療中の病気や完治している病気については、加入できたとしても補償対象外となることが多いです。持病があると保険加入を断られてしまうこともありますが、別の保険会社では加入できるというケースもあります。一社だけで諦めずに、複数のペット保険を検討することが大切です。
補償の空白期間がないか

ペット保険には待機期間が設定されていることが多く、待機期間中は病気にかかっても補償を受けられず治療費は全額自己負担となってしまいます。ペット保険を乗り換える際には、新しいペット保険の待機期間が終わってから元のペット保険を解約することで補償がない空白期間を作らずに済みます。
二重にペット保険に加入することにより、その分の保険料を二重に支払うことになるため、待機期間を終えた後は解約を忘れないようにしましょう。
免責金額
ペット保険によっては免責金額(自己負担する金額)が設定されていることがあります。
例えば免責金額が5,000円の場合、治療費が5,000円以下の場合は保険金が支払われません。軽いケガや病気で治療費が免責金額以下の場合は全額自己負担になります。
免責金額があると保険料が安くなる傾向にありますが、自己負担も増えるため注意しましょう。特にこまめに通院する機会が多いほど自腹で支払う医療費が積み重なってくるため、「思ったより保険金を受け取れなかった…」とならないようによく確認することが大切です。
乗り換えにおすすめのタイミングは?

今のペット保険より保険料を抑えたい、補償内容を手厚くしたいまたは減らしたいという場合はペット保険の乗り換えを検討してみましょう。ここでは、乗り換えにおすすめのタイミングを紹介します。
補償内容を見直したい時
ペット保険では、手術や入院を重視したプランや、通院を重視したプラン、手術・入院・通院が補償されるプランがあります。今のペット保険より補償内容を手厚くしたい場合や、免責金額を設定して保険料を抑えたい場合などは新たにペット保険に入り直す必要があるでしょう。
ペット保険は掛け捨てのため、納得のいかない補償内容のまま加入していると支払った保険料を無駄と感じてしまうかもしれません。今の補償内容よりも適しているペット保険を探したいと思った時は、乗り換えを検討するタイミングといえます。
保険料が高いと感じた時
多くのペット保険はペットの年齢が上がるにつれ保険料も高くなる傾向にあります。0歳や1歳で加入した時はお手頃な保険料だったのに、高齢になると急激に保険料が高くなったというケースも少なくありません。人間と同じで、ペットの年齢が高くなるとケガや病気になるリスクが高くなります。そのため、年齢とともに保険料も値上がりするのです。
ペット保険の中にはシニア期になっても保険料の値上がりがゆるやかな商品もあります。今の保険料だけでなく、シニア期の保険料も無理なく払い続けていけるかを確認しておくことも大切です。
ペットの誕生日を迎える前
基本的にペット保険には年齢制限があり、引受可能な年齢を超えてしまうと加入できなくなってしまいます。また、年齢が上がると保険料も高くなる傾向にあるため、ペットの誕生日よりも前に乗り換えを検討しましょう。より多くのペット保険から選びたい場合には、7歳~8歳を迎える前までがおすすめです。
乗り換え方法は?
ここでは、ペット保険を乗り換える時の手続きを解説します。基本的には、新しいペット保険に加入した後に前のペット保険を解約することになります。先に解約してしまうと無保険状態になってしまい、ケガや病気をした時の医療費はすべて自己負担となってしまいます。
Step1.乗り換え先のペット保険を探す
まずは乗り換え先のペット保険の情報収集を始めましょう。保険料だけを比べるのではなく、補償内容や補償割合、補償限度額なども確認しましょう。
インズウェブではペットの種類や年齢に合わせて、一覧で各社の補償内容や保険料を比較できます。さらにランキングや各社の口コミなどもありますので、乗り換え先の検討に活用してみてはいかがでしょうか。
Step2. 乗り換え先のペット保険を契約する
乗り換え先のペット保険を決めたら申し込み手続きをおこないます。一般的に加入時には審査があり、告知内容によっては加入を断られてしまう可能性もあります。申し込み時点では、元のペット保険は解約しないでおきましょう。
Step3.免責期間終了後に元のペット保険を解約する
乗り換え先のペット保険に無事契約できたとしても、免責期間(待機期間)を過ぎないと補償が受けられません。もし免責期間中に病気になってしまうと、保険金は受け取れず医療費は自己負担となってしまいます。
一時的にペット保険を掛け持ちする状態になるため保険料が二重にかかってしまいますが、無保険状態を作りたくない場合は、免責期間が終わってから元のペット保険を解約することをおすすめします。
よくある質問

- 途中解約で保険料は戻ってくる?
月払いで保険料を支払っている場合、基本的に保険料は戻ってきませんが、年払いの場合は満期より前に解約すると未経過分の保険料が返還されます。返還保険料の金額は保険会社によって異なりますが、払い込んだ保険料の合計額より少なくなることがほとんどです。
- クーリング・オフはある?
ペット保険を契約したけれど、何らかの事情で考え直したい…と思うこともあるかもしれません。ペット保険にはクーリング・オフ制度が適用されるため、契約を申し込んだ日または重要事項説明書を受領した日から8日以内に申し出をおこないます。ただし、保険期間が1年以下の契約はクーリング・オフ制度の対象外となるため注意しましょう。
ペット保険に加入する時には、補償内容をしっかり理解し、目的に合った商品に加入するために十分に検討することが大切です。
- 治療中でも乗り換えできる?
病気やケガで治療中の場合、ペット保険に加入できない可能性があります。一旦治療を終えて完治した後に乗り換えを検討しましょう。
また、加入できたとしても治療中の病気やケガは補償対象外となるケースもあります。保険会社によって条件は異なるため、様々なペット保険を比べてみるのがよいでしょう。
まとめ
ペット保険の乗り換えを検討する際は保険料の安さだけでなく、補償内容や免責金額、年齢制限、持病や治療中の病気の扱いなどを総合的に確認することが大切です。先に元の保険を解約してしまうと、補償を受けられない空白期間が生じる可能性があるため、新しいペット保険の加入手続きを進めて免責期間が終わったタイミングで解約しましょう。
ペットが高齢になるほど加入できるペット保険が少なくなってしまいます。健康で若いうちに乗り換え先を検討し、納得できるペット保険を選ぶことが大切です。

