ペット保険の基礎知識

ペットの健康診断にペット保険は使える?

ペットを飼ったらペットの健康維持を心がける事は飼い主の努めです。家族の一員であるペットの健康維持のために人間同様にペットも定期的な健康診断を受ける事で言葉で伝える事ができないペットの健康状態を把握することができます。定期的な健康診断の受診は異常を早期に発見出来たり、病気の原因を探ることにも役立ちます。このようにペットの健康維持に大切だと考えられるペットの健康診断ですが受診には当然費用がかかります。ペットの健康維持のために行う健康診断はペット保険で補償してもらう事はできるのでしょうか。ペットの健康診断についてとペット保険とはどういうものかについてまとめています。

ペットの健康診断はペット保険の補償対象外

ペット保険は、健康なペットが将来、ケガや病気で治療した医療費に備えるための保険になります。そのため、健康体に対して行われる検査である健康診断は補償対象外です。その他、予防に関する費用などもペット保険の補償対象外となるためワクチン接種の費用は自己負担です。予防に関する費用がペット保険の補償対象外だからといってワクチン接種を行っていなかったことにより予防できる疾病にかかってしまった場合は、その疾病に関する治療費はペット保険の補償対象外とされています。ペットの健康診断費用やワクチン接種費用は飼い主の自己負担となりますが、大切なペットの長生きのために早期の異常発見や健康維持に努めるためにも定期的な健康診断と予防できる病気のワクチン接種は行ってあげましょう。

ペット保険に新規で加入する際にペットの現在の健康状態を確認する健康診断書の提出が必要になる場合があります。ペット保険に加入するために行った健康診断のためペット保険が負担してくれそうですが、その費用は自己負担とされています。ペット保険はペットが病気やケガで治療を受けた場合にかかった治療費を補償する保険となっているのでペット保険加入のための受診でも治療以外の費用は補償対象外となってしまう事を覚えておきましょう。

ペットの健康診断はいつからする?

飼っているペットが犬や猫の場合、子犬や子猫であれば1歳を迎えたタイミングから健康診断をおこなうのがよいでしょう。犬や猫がシニアと言われる年齢は大体小型犬・中型犬で10歳くらい、大型犬で7歳、猫も7歳くらいから老化の兆候がみえ始めるとされています。自宅の愛犬や愛猫がシニア期を迎えるまでは年に1回の健康診断を心がけ、シニア時と言われる7歳以降では年に2回程度健康診断を受けると安心でしょう。シニア期のタイミングはペットの種類や健康状態によっても異なります。シニア期の健康診断については、動物病院の獣医と相談するとよいでしょう。

ペットの健康診断(犬猫の場合)

ペットの健康診断とはどのようなことを行うのでしょう。多くの動物病院でペットの健康診断は行われています。ペットのために人間ドックのような健康診断を行うのでペットの健康診断を「ペットドック」と呼んでいる動物病院もあります。ここでは犬猫の一般的な健康診断について費用や注意点などまとめていますので確認しておきましょう。

費用について

犬猫の健康診断を扱っている動物病院によって検査コースを選択出来たりかかりつけの動物病院であれば特別価格が設けられていたりと一律ではありませんが、大体一般的な検査項目のコースで15,000円前後から検査項目を充実させたコースを選択すると50,000円前後のコースがあるなどさまざまです。健康診断の費用はペット保険を利用して受ける事はできませんので飼い主の経済状況、愛犬や愛猫の年齢や健康状態を考慮し獣医と相談して選択してあげるとよいでしょう。

検査項目について

一般的な検査内容は人の健康診断のように身体検査や血液検査などです。飼い主の希望や動物病院の方針、獣医のアドバイスを受けて検査項目を選択するとよいでしょう。検査結果の内容で分からないところがあれば獣医に確認しましょう。健康診断の結果はペットの健康状態の参考になります。

一般的な検査項目(例)
身体検査 獣医がペットの様子を目で見て検査する「視診」、直接身体に触れる「触診」、聴診器などを使用し心臓音や呼吸音に異常がないか確認する「聴診」があります。
尿検査 腎臓や肝臓など泌尿器系に異常がないかを確認します。
糞便検査 寄生虫やウイルス感染、大腸などの消化器系に異常がないかを確認します。
血液検査 血球計算 血液中の赤血球、白血球の数などを検査します。血球計算の検査結果で貧血や脱水の有無、寄生虫感染の有無、腫瘍疾患の進行度を確認することができます。
血液生化学 血液中の蛋白、肝臓、腎臓などを検査します。
レントゲン検査 胸部と腹部のレントゲン検査を行うと、肺や腎臓、肝臓の位置や大きさに異常がないかを検査します。
超音波検査 各臓器に異常がないか、腫瘍がないかなどを確認することができます。
オプション項目(例)
心電図検査 不整脈がないか、心肥大になっていないかを確認します。
血圧測定 高血圧の検査を行います。
甲状腺ホルモン検査 など ホルモンバランスの検査を行います。

※一般的な検査項目の内容も各動物病院によって異なります。検査内容に不明な点がある場合は動物病院に確認しましょう。また、健康診断を受ける事で早期異常の発見、早期治療が可能になります。愛犬・愛猫の健康維持のために健康診断の内容にも気を配ってあげるとよいでしょう。

注意点について

ペットの健康診断はペットの健康状態が良好な時に行いましょう。病院によってワクチン接種や普段から診療している犬・猫が限定であったり健康診断受診の条件が設けられている病院もありますので事前に確認しておくとよいです。ペットの健康診断には事前予約が必要な病院も多いです。健康診断前の絶食や便や尿などの持参が必要な病院もあります。ペットの健康のために自己負担で行ってあげる健康診断なので事前の確認をしっかり行い万全な状態で臨めるように準備しておきましょう。

ペットの治療費にはペット保険で備える

ペットの健康状態を確認するために受けた健康診断で異常が見つかってしまう場合もあります。しかし、健康診断を行っていたことにより病気の早期発見、早期治療が可能になる事でペットと元気に長く過ごせる時間も増える事でしょう。残念ながら健康診断で異常が見つかったことで入院や長期治療が必要になってしまう場合もあります。手術が必要になれば手術費用が高額になってしまい家計の負担にならないか不安になってしまう人もいるでしょう。通院が長くなってしまい負担が大きくなるのではないかという事も心配です。ペットにかかる医療費は自己負担になりますが、ペットの医療費の心配はペット保険の加入で軽減することができます。

ペット保険に加入していれば、ペットが病気やケガをしてしまっても補償割合に応じて通院・入院・手術にかかった医療費の補償を受けられ、医療費の負担を軽減することができるので安心です。健康診断で早期に発見できた病気を医療費を心配することなく治療に専念することがきます。ただし、ペット保険は、病気やケガのリスクが高いペットには加入の制限が設けられており、健康診断で異常の結果を受けてから加入しようと思っても加入できません。加入できても治療が必要な疾病は補償対象外と条件が付いたりします。ペット保険は、健康なペットが将来、ケガや病気で治療した医療費に備えるための保険のため、ペットを飼い始めたらペットの健康維持のため定期的な健康診断とペット保険の加入はセットで考えましょう。

まとめ

ペットは言葉で不調を訴える事ができません。そのため飼い主が定期的な健康診断を行いペットの健康チェックに気を配ってあげることが大切です。健康診断を行っている病院によって診断の項目は異なりますが、飼い主の希望があれば獣医と相談して内容を決めるとよいでしょう。ペットは言葉で不調や違和感を訴えることができないので、健康診断を活用して健康を守りましょう。万が一、健康診断で治療が必要な異常が見つかった場合には早期の治療を行ってあげる事が可能になります。この時にペット保険の加入があれば治療費の心配をすることなく早期の治療に専念してあげる事ができます。ペットと長く元気で暮らしていくためにペットの健康維持のために定期的な健康診断とペット保険の加入で備えておきましょう。

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